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☃️緑 ページ14
花見を最後に、康二の視力は完全になくなった。
まるで時を待っていたかのように
タイミングよく俺たちは仕事が忙しくなり
病院にも通うことが出来なくなった。
｢あ、もしもし？康二？｣
«あーぷぅ、こんばんわやで！»
病院へ行かなくても、
電話はできるから、康二の体調を第1に考えつつ
皆で順番に電話した。今日は俺の日。
｢康二は何してたの？｣
«今日はなぁ、点字の練習してん！
早く皆とお仕事したいしねぇ！»
いつまでも、ベットでくつろいでるのはあかんしなぁ！
夜だからか、ちょっと控えめな康二の声。
それでも分かるぐらい復帰する事をねがっている声。
｢早く康二とまた撮影したいなぁ｣
«ホンマやで！早くファンの人にも会いたいし、
歌いたい»
だから今頑張らなあかんよなぁ！
康二の言葉に泣きたくなった。
ある日、照が皆がいる前で
康二に電話をかけた事を思い出す。
わざわざスピーカにして康二に伝えた言葉。
そして、康二が照に俺達に向けて言ってくれた言葉。
«俺はずっとSnowManやで。
こんな身体になってしまったけど、
抜けるつもりはないよ。
やって目が見えへんだけやもん。
早く体力戻して皆にギャフンといわしたる！»
やから、照にぃ、皆待っててや！
その言葉にとても救われて、
俺達も頑張ろう！って力貰ったんだよね。
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作者名：Kou | 作成日時：2022年1月5日 19時
