【呪術廻戦】三億の兄様【男主】

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「だーかーら！兄様の退院許可！！」


「ダメです、あれだけ重症だったんです」


今、俺は担当医に兄様の退院許可を取っていた

でも生意気な事に担当医は、なかなか首を縦ではなく横に振るばかり


「五条悟、もう許可取りはいい」


「やっ！兄様に信じてもらいたいんです！」


「今日入院したのに、退院出来るわけない」



兄様、完全に信用してない

それもそうか、俺と兄様が話す様になったのも1、2年くらいだ


兄様にとって今の俺は、ただ女を追い払ってくれただけの人物なんだから


「兄様は傷一つないだろ！」


「記憶喪失しています、まだ脳に異常があるかもしれません」


「異常があったらまた入院すればいいだろ！」


はぁ、、と担当医はため息を吐いた

うっざ！ため息吐きたいのはこっちだよ！！


すると兄様はそんな様子を見かねてか、話し出した


「担当医、彼の言う通りだ。異常がないならここにいる必要もない」


「A様、」


「異常があるならまた訪れる、だから黙って退院を許可しろ」


俺の言葉と兄様の言葉では、納得感が違ったのかついに担当医が考え出す


「悟は一歩も退きそうにない、もし僕が死んだら彼の責任だ、安心してくれ」


「わ、分かりました。でも異常が見られたらすぐに訪れて下さい」

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