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「...。」
「兄様、何か欲しい物はないですか?」
「...。」
無視する僕に話しかけてくる弟
彼は記憶喪失以前の僕を知っているだろう
弟に何かしらのアクションを起こせば、思い出すかもしれないな
「触っていい?」
「さっ....触っていい???」
これ以上話すのは面倒な為、ベッドから起き上がって無理矢理、彼の頭を触る
わしゃわしゃと両手で撫で回してみるが、全然記憶が戻らない
「に、兄様...!?」
_______何!?何事!?
「(戻らない)」
僕は彼の頭から離し、今度は手を握ってみた
うーん...特に思い出す気配もない
彼とは特に関わりを持ってないみたいだ
「(どうしようか)」
「兄様、今度は抱きついていいですよ!」
______兄様、来いっ!来てっ!
「...。」
弟の表情は、頬を染めて何か感動している様に見えた、キラキラしてる
別に抱きつく必要がない為、僕はベッドに潜り込み再び記憶を戻す案を考え出した
「あれっ!?...兄様、抱きついていいんですよ?」
「ここ、病院」
「会話が、、兄様、毛布から出てきて下さい」
そう言いながら弟は毛布ごと僕の背中を擦ってくる
うるさいな、、これがあの従順に女を追い払ってくれた彼だとは、、、
「キミはもう帰っていい、用済みだ」
「...もしかして、記憶戻そうとしてます?なら私が協力しますよ」
「...。」
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あに - さばさん» ありがとうございます!今週は受験ですが、しっかり更新しますよ!! (2021年2月27日 10時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
さば - すっごく好みです!お話もとても面白くて、いつもハラハラしながら見てますww更新頑張ってください!! (2021年2月27日 1時) (レス) id: b656b0775a (このIDを非表示/違反報告)
あに - しょこらさん» ありがとうございます!生きる糧をなるべく多く出せるように、一日一日頑張ります!! (2021年2月25日 22時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
しょこら(プロフ) - 今日のお昼から読んでます!私の新たな楽しみになりました!生きる糧をありがとうございます!!応援してます! (2021年2月25日 19時) (レス) id: 25ff16876a (このIDを非表示/違反報告)
あに - 花冠さん» ありがとうございます!安心して下さい、完結まで絶対やります! (2021年2月24日 23時) (レス) id: c690f12c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あに | 作成日時:2021年2月20日 18時