【呪術廻戦】三億の兄様【男主】

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悟side


「もう、僕を放っておいてくれ、他人同士なんだから」



冷たく刺さる言葉

俺を気に入ってくれていると思っていた


さっきの女たちに向けた同じような目を俺に向ける


「っ、、ぅ、、」


「は？」


自然と頬に涙が流れる

兄は、驚いているようでギョッとしていて口が開いたままだ


____俺は兄様だけが家族だと思ってきたのに


「ごめん、言い過ぎた」


「にぃ、さま、、」



すると兄様はやれやれと、近づいて来て自分の着物の裾で俺の涙を拭いてくれた

着物から花の香りがする


「まったく、キミはもう14歳なんだから泣くな」


「キミじゃなくて、悟です。兄様」


「はぁ、、他人同士なんだからキミで十分。ほら、もう戻れ」



ある程度拭き終わると、離れてまた机に向かって筆を走らせた

他人同士なんて言ってるけど、兄様は優しい

目が死んでるけど



______俺、、、兄様のこと超大好きじゃん

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