【呪術廻戦】三億の兄様【男主】

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僕は書類を書こうと、筆を持つ

結局、仕事が終わらなければ何もかも終わらない。早急に終わらせなければ


そう思った途端に、部屋の前でドタバタと足音が鳴った


「にぃ、兄様が困ってるだろ、離れろ」


「...」


「さ、悟様！」


キミ、逃げきれたんだな

僕は驚きつつも、ほっと胸を撫で下ろした


ほら、さっさと帰って

あんな雑音が多いと、流石に仕事に支障をきたしてしまう


だが、女たちは僕から離れない


「さ、悟様もA様の側に居るじゃないですか！」


「A様も許して下さっています」


「悟様だけズルいです！」


「あ"ぁん？」


そして、女たちはまた僕に話しかけ始めた

いつもの調子で誘惑しようと、必死に



バンｯ


僕は乱暴に筆を置いた


「うるさい」


「「「え？」」」


「うるさい奴は出て行け」


ナイフで突き刺すかのように言い放った

女たちはポカーンとしている


「それとキミたちが使用人である事を忘れるな、弟に無礼だ」


そう言えば、やっと女たちは走って出て行った

はぁ、、僕が怒らないと出て行かなくなるかも

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