【呪術廻戦】三億の兄様【男主】

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久しぶりに会った彼は、荒々しい口調になっていた


「「しっ、失礼しました！！」」



そんな弟に図星をクリーンヒットさせられた女の使用人たちは一斉に走っていく


「兄様、もしかして昨日まであんな感じだったんですか？」


「...。」


「今日くらいちゃんと会話して下さいよ」


「...明日までの辛抱だったからな」


僕は止まる事なく荷造りを始める

すると、彼は箱詰めをする僕の隣に座った


「兄様が強く言わないから、ああやって来るんですよ」


「キミもだ」


「私は弟ですから」


他人だと言いたいけど、また泣かれたら流石に良心が痛む

それにまた着物を濡らしたくない

僕は言葉を慎んで、彼の心の声を聞いてみた



_______兄様は優し過ぎるんだ


彼は何処をどう思ったら、僕が優しいなんて
発想が出るんだ



「はぁ、、来年はキミも高専に行くことになるがどっちに行くつもりだ」


「私は決めてないです、兄様はどちらですか」


________絶対、兄様と同じ方行く


成る程、彼は僕を逃がす気はないらしい

なら、嘘をつくまでだ。学校に通う時くらい楽にさせてくれ


「僕は東京校に通う」


「そうですか！頑張って来て下さい」

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