Honeys 3

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それから、福岡公演までの日はあっという間で、

"RISING" は大成功で幕を閉じた 。




本当に忙しくて、一分一秒全て大事で 、

キラキラした姿でドームの真ん中踊る彼らは、どんな先輩方よりも輝いて見えた 。




声も 、ダンスも 、表情も 、しぐさも 、

一つ一つ 、一人一人


いつかRAMPAGEだけでドームを回る日が来るんだろうな 、

公演終わるまで絶対泣かないと決めていたのに 、そう思ってると何だかよく分からない感情で涙が溢れてしまう 。



そんな私を見て顔を歪めて泣きそうになってる春くんと 、釣られて泣きそうになるのを我慢している藍原さん 。


最後のレモンサワーを片手にステージで先輩方と戯れるRAMPAGEは 、とても楽しそうで幸せな気持ちになる 。


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公演後 、LDHの生配信という事でお酒を飲みながら配信をする彼らは 、それも終わりほろ酔い気味に笑顔で戻ってきた 。




『お疲れ様でした…！』


慎「ははっ(笑) ボロボロじゃん、どんだけ泣いたの(笑)」


『だって…っ、凄く素敵な公演で…っ』


昂「あ、まこっちゃんがまた泣かせた〜」


慎「は？！今の俺のせい？」


北「俺のA泣かせないでくれます〜？」


『…北くんのじゃない』


北「あ、泣いててもそれは否定するんだ？」




ご機嫌気味のみんな 、

それぞれの幸せそうな笑顔を見て私も幸せで 、ずっとこの空間に居たい 。


肩をトンッと叩かれ振り返るとそこに居たのは壱馬くん。




『壱馬くん…っ』


壱「また泣く(笑) 悲しいわけとちゃうやろ？」


『う、ん。嬉しい…』


壱「じゃあ泣かんの、笑ってや？」



頬の涙を拭われ、いつかの帰り道を思い出す 。

ああ、確か振られた日もこんな風に拭ってくれたっけ。


でも今はあの時と全然違う気持ち 、

不思議だな、つい最近の事なはずなのに 。




『泣かない、』


壱「よし、この後打ち上げ行くやろ？」


『行く！』




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