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ヘチャン「......A？」
目の前で振られる手
口を開けたまま動かない私を、ヘチャンくんは除き込んだ
.
「魔法...みたい」
.
私の重い口からは、一言そうこぼれ落ちた
呆然と口を開ける私の口内に、冷たくて甘い味が広がる
ヘチャン「…………………………魔法….だよ」
ヘチャンくんの手にはスプーンが握られていた
.
ヘチャン「はい、あーん」
次から次へと、その魔法は口に運ばれた
A「じゃあ、ヘチャンくんもあーん」
私もヘチャンくんに、その魔法を運んだ
A「…………………んまっ！」
ヘチャン「…んー！うまっ！」
私達は雲の上で向き合って、お互いの口にかき氷を食べさせあった
それは18年間の人生のうち半分以上を病魔と戦い続けた私にとって、初めて感じる、甘酸っぱい時間だった
.
続く
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たる(プロフ) - 風ちゃんさん» ありがとうございます………とても力になります( ᐪ ᐪ )毎話その場で思い浮かんだストーリーを書いているので長くなってしまうかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです（ ; ; ） (3月24日 15時) (
レス) id: 3ae7172098 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - この作品の質感すごく好きです。天使ヘチャンさんとどんな物語が紡がれるのか、とても楽しみです。 (3月24日 10時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たる | 作成日時：2024年3月19日 4時
