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やばい....
もう歩けない
ふかふかの雲の上、体力を使い果たした私は突っ伏す
バケツ...何杯ひっくり返したか…………
ジョウロ…………何杯ひっくり返したか……………
次から次へと楽しそうに向かってくるバケツやジョウロを
「いやぁあぁぁーまたきたぁー！」「こないでぇえぇ……………」
そう叫びながら私は半ば強制的にひっくり返し続けた
ヘチャンくんはそんな私を横目に見て、終始お腹を抱えて笑いながら、
元気なかけ声とともにひっくり返し続けた
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ヘチャン「んー！おつかれ！」
頭の上から、冷気とともに冷たいかき氷...？
というか、グラスに入った削られた氷が渡された
シロップもなにもないその味気ない塊を受け取り、重い腰を上げる
A「これ...美味しいの？」
明らかにまずそうなそれを見て、口の中はおいしいかき氷を夢見て残念な気持ちになる
よいしょっ…………
そう言いながら、私の隣にあぐらをかいたヘチャンくんは、私の顔を覗き込みニヤリと笑った
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ヘチャン「がんばったいい子のAちゃんにご褒美をあげましょう！よくみてろよー……………」
.
ピーッ！
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ヘチャンくんは口に手をやり、指笛を鳴らした
ヘチャン「まだかなぁ………んー…………」
空を見上げながら呟く
すると雲の先の先
白い世界から、小さく重なった音が響きはじめた
……………パタパタパタパタ
羽のような音が
ひとつ、ふたつ、みっつ……………
それはやがて複数となり
A「え！？うそっ、！！！」
ヘチャン「おーーい！！ここここーー！！」
パタパタパタ……………
私の目の前には、たくさんの蝶と小鳥が集まっていた
蝶が水の周りを飛ぶと、氷は赤く色づく
ヘチャン「シロップだよ。安心して。」
心配させないようにだろう。耳元で優しい声が響いた
そして、小鳥の口には小さな小瓶
その小瓶は氷の上でかたむけられ…………
小さなフルーツがポンッポンッと氷にかけられた
あっという間に白かった氷は夢のような姿へと形を変えた
それはまるで…..
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たる(プロフ) - 風ちゃんさん» ありがとうございます………とても力になります( ᐪ ᐪ )毎話その場で思い浮かんだストーリーを書いているので長くなってしまうかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです（ ; ; ） (3月24日 15時) (
レス) id: 3ae7172098 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - この作品の質感すごく好きです。天使ヘチャンさんとどんな物語が紡がれるのか、とても楽しみです。 (3月24日 10時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たる | 作成日時：2024年3月19日 4時
