. ページ16
.
ジェヒョン「彼はずっと、あなたのことを待っているよ」
ギィ………と開く扉には、幸せそうにミヨンさんを見つめるおじいさん
ミヨン「どうして…………………」
男が答える
「君を置いて行くなんて、やっぱり僕には出来ないよ」
ジェヒョン「10年振りの再開だね。彼、いつも僕にミヨンさんの話をしに来ていたんだ。おかげであなたのことに詳しくなってしまった」
差し出されたのはコーンスープ
ジェヒョン「初めて彼があなたに作ったのがコーンスープ。だろ？」
涙を流しながら笑う女性
先程の歳を重ねた容姿から、出会った頃の姿に形を変える
.
ミヨン「インスタントは料理じゃないっていつも言ってるでしょ………ふふっ」
ジェヒョン「記憶が消えても、2人の恋の物語は消えない。
運命の相手であるならば、生まれ変わった先できっとまた出会えるだろう」
.
僕の手にあるこの本には、訪れる死者の人生が記されている
生まれてから死ぬまでの物語
大事にしまっておくんだ、人々が生きた証を決して忘れないように
僕だけが、覚えているんだ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たる(プロフ) - 風ちゃんさん» ありがとうございます………とても力になります( ᐪ ᐪ )毎話その場で思い浮かんだストーリーを書いているので長くなってしまうかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです（ ; ; ） (3月24日 15時) (
レス) id: 3ae7172098 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - この作品の質感すごく好きです。天使ヘチャンさんとどんな物語が紡がれるのか、とても楽しみです。 (3月24日 10時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たる | 作成日時：2024年3月19日 4時
