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………コロコロ………カラカラ………
口の中でキャンディーが溶けていくと同時に
ゆっくりと、記憶が蘇ってくる
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そう、あれは7歳の頃だ
身体が弱かった私は、幼い頃から入退院を繰り返していた
初めての学校はそんな私にとって大きな挑戦だった
「これから6年間背負うランドセルは、Aのそばで成長を見守り、あなたの相棒になってくれるから」と病院のベッドの上で不安そうな顔をする私を勇気付けてくれた母
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その日は久しぶりに調子が良くて、大好きな看護師のお姉さんがお出かけをしてもいいと行ってくれた
Aの相棒を探しに行こうと訪れたお店
店内に美しく並ぶ鞄たちを見ると、憧れの大人に1歩近ずいたような気がして心が踊ったのをよく覚えている
その中で、一際目を引くランドセル
大好きな、白色だ
やっと見つけた、私の相棒
その瞬間
急に激しい頭痛が襲う
ガンガン痛む頭と、遠くで聴こえる母の声
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目を開くと、雲でできたベッドの上にいた
ふわふわ甘い、いい香り
ここは一体どこだろう
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たる(プロフ) - 風ちゃんさん» ありがとうございます………とても力になります( ᐪ ᐪ )毎話その場で思い浮かんだストーリーを書いているので長くなってしまうかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです（ ; ; ） (3月24日 15時) (
レス) id: 3ae7172098 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - この作品の質感すごく好きです。天使ヘチャンさんとどんな物語が紡がれるのか、とても楽しみです。 (3月24日 10時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たる | 作成日時：2024年3月19日 4時
