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落ち込んだ時にいつも来る、海が見える崖
私だけの、秘密の場所
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広い海を見下ろしていると、
なんだか世界が私のものになったような気がしたんだ。
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身体に腫瘍が見つかって、左足の切断を決めたあの日
ここに来られるのもきっと最後だから、
走れるのも最後かもしれないから、焦っていた。
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あの日はたまたま風が強くて
そんなつもりじゃなかったのに
風に煽られて足を踏み外しちゃったんだ
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でも私、ちょっと思っちゃったの
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あぁ、これで楽になれるかなって
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走馬灯なんてものは見えなくて
落ちる速度は早いはずなのに、
スローモーションみたいに、ゆっくりと時間が流れていく
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目を閉じて、その時が来るのを待った
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…………………………バシャン
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たる(プロフ) - 風ちゃんさん» ありがとうございます………とても力になります( ᐪ ᐪ )毎話その場で思い浮かんだストーリーを書いているので長くなってしまうかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです（ ; ; ） (3月24日 15時) (
レス) id: 3ae7172098 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - この作品の質感すごく好きです。天使ヘチャンさんとどんな物語が紡がれるのか、とても楽しみです。 (3月24日 10時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たる | 作成日時：2024年3月19日 4時
