어느 날 ページ1
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チョンロ「ねぇおばあちゃん！これ、あそこのお兄ちゃんがおばあちゃんに渡してって！珍しいね？白のたんぽぽなんて」
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キラキラ眩しい太陽の光を浴びて、ニコニコ笑う男の子
その手には、白いたんぽぽで作られた、不格好なブーケ。
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「だけど、プレゼントにたんぽぽってどうなの？もっと他にいい花あるでしょ。なかなかイケメンだったのに、見た目の割にセンス無いのかな」
A「ふふっ、綺麗じゃないか。
毎年この時期になると届けに来てくれるんだよ」
チョンロ「ふーん、やるね。なかなかロマンチストじゃん
でもひどいんだよ、渡すだけ渡してどこかへ行っちゃったんだ｣
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僕をこき使うなんて100年早いんだから！と不貞腐れながら怒る顔が可愛くて、つい笑みがこぼれる
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A「いいんだよ、気持ちだけで嬉しいんだ。かわいいチョンロにも会えたしね」
チョンロ「そりゃ僕に会えて嬉しいのは分かるけど、、、、まぁおばあちゃんがそう言うなら」
じゃ、またね！と丘へと駆けていく小さな背中を眺めながら、
もうぼやけてしまった記憶の中の、あなたの笑顔を思い浮かべる。
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ねぇ、気持ちだけで嬉しいなんて嘘。
顔くらい見せてくれたっていいじゃん
全然会いに来てくんないから、
天使みたいだってあんなに褒めてくれた顔もしわしわになっちゃったんだからね
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ねぇ、白のたんぽぽの花言葉、覚えてる？
どこにいても、いつも私のこと見つけてくれるよね
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ねぇ、まだ憶えてるかな
おとぎ話みたいな、あの夢の時間を
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ねぇ、ヘチャン
私ね、幸せに生きたよ
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たる(プロフ) - 風ちゃんさん» ありがとうございます………とても力になります( ᐪ ᐪ )毎話その場で思い浮かんだストーリーを書いているので長くなってしまうかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです（ ; ; ） (3月24日 15時) (
レス) id: 3ae7172098 (このIDを非表示/違反報告)
風ちゃん(プロフ) - この作品の質感すごく好きです。天使ヘチャンさんとどんな物語が紡がれるのか、とても楽しみです。 (3月24日 10時) (レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たる | 作成日時：2024年3月19日 4時
