バレンタイン KH 1 ページ8
冬の景色が赤とかピンクとかそんな色に色づく季節
この季節は毎年僕をそわそわさせる
チョコがいくつ
とか
プレゼントが何箱
とか
そう言う事じゃなく
彼女が、まだ僕を覚えてくれてるのか
僕のことを少しでも考えてくれてるのか...
それが...
解るから
中学の時、前の席にAが座った
ただそれだけ
目の前にある
少し明るいサラサラの長い髪が触りたくて
少しだけ...
そう思ってツンって引っ張ると
頭をフルフルって振って首をかしげたAが可愛くて
何度も引っ張ると
クルッて僕の方を振り返った
あ！怒られる？！
なんて思った僕の予想は裏切られて
Aは笑顔で
「どうしたの？(笑)」
って聞いてきたんだ
その笑顔で
その反応で
僕はAに恋してしまった
幼かった僕は
髪をツンって引っ張ったり...
そんな事でしか好きだって伝えられなくて
それでもいつも笑顔で答えてくれるAに
やっとの思いで好きだって伝えたクリスマス
その答えをもらったのもバレンタインだったな
「キュヒョナに似てる気がして(笑)」
なんて、ちっとも僕に似てないキャラクターのラッピングペーパーに包まれたチョコ
勿体なくて、食べれなくて
気がついたら溶けちゃってたっけ(笑)
幼いなりにお互いを想いやって
過ごした毎日
何年たっても
何度僕と似てないって言っても
彼女からのプレゼントのラッピングペーパーは
そのキャラクターだった
僕の夢が叶って
人生が一変したあの年のクリスマスに
彼女からの別れが告げられた
胸が潰れそうで
夢が叶ったことすら後悔するくらい辛くて
涙をこらえきれなかった僕
その時もやっぱり優しく微笑んで
「キュヒョナ、好きよ
だけど...
お願いだから笑って？
キュヒョナの笑顔を私の中でいつまでも覚えておきたいの」
そう言って微笑みながら涙を零したAに
精一杯の笑顔を向けた僕に
一瞬だけのハグとキスを残して
Aは僕の前から去っていった
その次の年のバレンタイン
山のようなプレゼントを何も考えずに一つづつ開けていると
箱の底に隠れるようにあった
あのキャラクターのラッピングペーパー
胸がドキドキして
震える手でそれを開けると
“いつも頑張ってるね”
たった一言のメッセージと
チョコと、ちっちゃなソンムル
その字は見間違える訳が無い
Aの文字で
泣きながらチョコを頬張ったあの日
あれから、バレンタインにだけ届く
Aからのソンムル
それは、まだAの中に僕がいるっていう証
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angieuko(プロフ) - wakaさん» ね^^*思っきりあんこの萌えが詰まってるの (2016年3月2日 18時) (
レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - されたいーーーー！抱っこされたいーーーー(〃▽〃)クンクンも(〃▽〃) (2016年3月2日 18時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - wakaさん» わかちゃん^^*抱っこでクンクンよwwwwだっこされたいねー (2016年3月2日 18時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - きゃーーー！甘いわ(〃▽〃)あんこちゃん、いいわーーー(〃▽〃)抱っこ(〃▽〃) (2016年3月2日 18時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - りんこさん» りんこやー^^*素早い反応ありがとう( ´艸｀)だってあんこが甘えたいんだもの甘やかしてくれなくちゃ( ´艸｀)うぎたん...ムズイんだもんツンの割合とか←頑張ってみるよー (2016年3月2日 17時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年1月19日 19時
