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それは…誰の話?
私?ドンへ?


「けど…好きにならないなんて無理だった」

「え?」

「無理だろ?そんなの
こうやって…逢っちゃったし

逢えば好きにならない訳にいかなかったし」



だから、何故?



「逢っちゃったんだよなぁ」



一人納得して頷いてるドンへを
多分すっごい不思議そうに見てると思う




「俺、王子様になる!」

「はぇ?」


あ、変な声が出た
けど…


ムンって口を閉じて
まっすぐ、
少し上目遣いで言われたその言葉が
何故?かな?
懐かしく感じるのは


なんだよぉ


ってドンへがブツブツ言ってるけど
頭の隅にひっかかった何かを思い出したくて…



♩〜



って…
もうちょっとで思い出せそうだったのに

無情にも響くインターフォンの音

っていうか
っていうかね
ドンへがここにいるってマズイんでない?

ドンへに視線を送ると

何?

って首を傾げて視線を玄関に向けた時

ドンドンって扉が叩かれて

そうなんだよ
この音はエントランスじゃなくて
すぐそこのインターフォンの音

そんなことをする人は
親の他には一人しかいない


「A?居るんでしょ?
開けてぇ!
昨日急にいなくなったから心配してるんだから!

開けないと合鍵で入るよぉ?」


ジヘ…


「入ってくるってさ。
開けたら?」

「い、良いの?」

「どっちにしても入ってくるんだろ?」


まぁ、そうなんだけど


「おーい!
そろそろ限界!
入るよぉ〜」

「行きなよ」


って頷くドンへに押されるみたいに


「ジ!ジヘ!
今行くから!」


って叫びながら玄関に駆け出してた

鍵に手をかけようとすると
するって鍵が回って
扉が開いて


「もう!昨日は急にいなくなったからビックリしたよ
連絡くらいくれたらいいのに!」


何て言いながら
靴を脱いで
スタスタ歩き出すジヘに
先に今の状況を伝えなきゃ

「ジ、ジヘ、あのね?」

「うん。寒いから話は部屋で聞…
ドンヘェェェェェェ?!」


残念ながら狭い家の玄関から部屋までの距離は
たった数歩しかなくて

扉を開けたジヘの大きな声が響いてた

目を丸くしながらちょっと小さくなって
右手をあげるドンへ

やっぱり目を丸くして
私とドンへを交互に見るジヘ


「と、りあえず
お茶…淹れるね」


ちょっとだけ落ち着きたくて
逃げたくて
キッチンに向かってた

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angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*写真って一気にその時に戻れるツールですよね^^*トトロのドンタンはいつかどこかで書いてみたかったんです( ´艸`) (2016年3月2日 18時) (レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - トトロ王子最高でした。写真って色々なことを思い出させてくれる宝物ですよね。読み終わったら昔のアルバム広げたくなりました。たまには実家に行こうかな!? (2016年2月27日 15時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ふにさん» お返事ありがとうございます。えっと、たしかに、その二つは後半のセリフが同じなので同じっぽく思いますよね(^-^)コメントもらえて嬉しかったです(^-^) (2014年11月11日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - なんだか上手く伝えられてないような気がします。とにかく、いつも楽しみにしてます。とこれだけは伝えたいと思ってかきこみました。たびたびすみません。 (2014年11月11日 19時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - すみません。時間軸がずれてる、目線が変わってるのは気づいていたんですが、更新されるたびに読んでるので同じかと思いました。また、通しで読んでみます。 (2014年11月11日 18時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2014年10月28日 21時

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