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そんなに広い街じゃないのに
やっと見つけたタクシーに乗り込んだ時
半分くらい寝てるA
「家は？」
「あっち？」
「はぁ？」
「ん？こっち…かも？」
ってケラケラ笑って
酔っ払いが…
「で、どこに行けば？」
「あぁ〜…
じゃぁ、⚪︎⚪︎ホテルまで…」
別に…アレだからな？
俺が連れ込むんじゃないからな？
酔っ払いの介抱…
みたいなものだからな？
気持ちよさそうに俺の方を枕にして
目を閉じたAを見ると
すごく幼く感じて
守ってやりたいなぁ
なんて、
思ったりして
お姫様を守る王子様は俺だ！
なんちゃって(笑)
一人で照れて、苦笑いしてると
ホテルに着いて
起こすのが可哀想なくらい気持ちよさそうに寝てるから
抱き上げてもいいんだけど
流石にそれは目立つから
「A？ちょっとだけ頑張って歩いて？」
って声をかけると
ゆっくり目を開けて
その目をこすりながら
「…ん」
って車から降りると
帽子を深くかぶり直した
俺の手を握って
「ドンへ、お試しの彼氏だ」
って子供みたいに笑って
そのまま、ポスンと
俺に胸に体重を預けてきた
「A？」
「ん〜…眠い」
「部屋まで頑張って歩いて(笑)」
「ん…」
まだしっかりしない足取りのAを抱えるように
部屋に向かった
サイドテーブルのソファに
クタッと座ったAに
水を差し出すと
「ありがと」
ってコクコク飲んで
「ドンへ、お試しの彼氏でも
デートはするの？」
「しないの？」
「会えるの？」
「あぁ…ソウルに来ることは？」
「ん？そっか」
そう言ってカバンから手帳を出すと
「ん〜…再来週？」
「来る？何曜日？」
聞きながら俺もカバンから手帳を出して
再来週の予定を確認する
比較的…時間は取れるかも
「木曜日？ここ」
てAの指差した手帳を覗き込むと
予定がびっしり書かれた中に
ソウル
の文字
その日の俺の予定は…
「昼…か深夜…なら
なんとか…」
「そっかぁ…ん〜
あ、ドンへ、
携帯貸して？」
ん〜
ってなんだよ？
なんて思いながら携帯を渡すと
しばらくいろいろ触ってて
「ドンへ？これ、使おう」
って見せられたのはカレンダー？
ソウル
っていう文字がピンクでいくつか書かれてて
「ここにお互いのスケジュールを書き込めば
会えそうな時間とか、日とかすぐに解るから(笑)
とりあえず、いま、ソウルに行く予定の日だけ入れといたよ」
って笑ってた
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angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*写真って一気にその時に戻れるツールですよね^^*トトロのドンタンはいつかどこかで書いてみたかったんです( ´艸｀) (2016年3月2日 18時) (
レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - トトロ王子最高でした。写真って色々なことを思い出させてくれる宝物ですよね。読み終わったら昔のアルバム広げたくなりました。たまには実家に行こうかな！？ (2016年2月27日 15時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ふにさん» お返事ありがとうございます。えっと、たしかに、その二つは後半のセリフが同じなので同じっぽく思いますよね(^-^)コメントもらえて嬉しかったです(^-^) (2014年11月11日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - なんだか上手く伝えられてないような気がします。とにかく、いつも楽しみにしてます。とこれだけは伝えたいと思ってかきこみました。たびたびすみません。 (2014年11月11日 19時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - すみません。時間軸がずれてる、目線が変わってるのは気づいていたんですが、更新されるたびに読んでるので同じかと思いました。また、通しで読んでみます。 (2014年11月11日 18時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年10月28日 21時
