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相当酔っ払ってるはずなのに
綺麗な動作で箸を持ち上げて
また、多分それが正しいんだって思える
流れるみたいな動作で
箸を置いたA
「ほんっとさ、変わんないな
そういうところ
俺は知らなかったけど
昔から変わんないんだろうな(笑)」
「ん？
うん。何にも変わってないんだよ
私は
まぁ、周りが変わったんじゃないかな？」
「あぁ…解る」
自分は変わらなくても
周りの自分の扱いが変わって
居心地が悪くなるんだよなぁ
「うん。変わらない人もいるけどね」
「だなぁ」
っていう俺の頭を
またポンポンって叩いて
「仕方ないよね
ホントのドンへを解ってくれる人がいるでしょ？
一人いればいいじゃん」
って…
まぁ、そうだけど
その一人って？
「Aは、解ってくれる気がする」
そう言うと
ふわっと笑って
「口説いてんの？
ダメだよぉ〜
ヌナはね、もう恋なんてしないって言ったでしょ？」
「うん。俺もしないって思ってた」
「ん？私…が？
ドンへ…が？」
「俺が」
「ドンへが？
恋しない？
なんで？」
なんで？かぁ…
かっこ悪い理由なんだけど
言いたくないんだけど
Aなら、なんとなく解ってくれる気がして
「笑うなよ？」
「うん。
前振り？とかじゃないよね？」
「違う(笑)」
まっすぐ俺の目を見つめるAになら
言える気がした
「恋すると、そこしか見えなくなるから
仕事中もその子の事ばっかり考えて
そんなつもり無いけど
仕事でミスしたりして
まぁ、練習の時間より
その子を優先して
その子が喜ぶためならなんでもして上げたくなって
息が苦しくなって
与え多分相手に求めて
相手を息苦しくさせて
重い
ってふられて
それが辛くてまたしばらく塞ぎ込んで
仕事にならなくなる
だから…
って…
A？」
まっすぐ俺を見ていた瞳から
大粒の涙がホロリと一粒零れ落ちた
なんだか…綺麗だな
何て思ってると
堰を切ったみたいに
次々と零れ落ちて
だけど、Aはそれにすら気づいてないみたいに
零れる涙を拭うこともなく
「ん？ドンへ？
何？
どうしたの？(笑)」
なんて笑うから
ギュウッて胸の奥が苦しくなって
気づいたらAの隣の席に移動して
Aを抱きしめてた
「ドンへ？」
「泣きたいなら…
ちゃんと泣け
心の底から…泣かないと」
泣いた理由は解ら無いけど
泣かなきゃ
泣かせてあげなきゃ
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angieuko(プロフ) - マユさん» コメントありがとうございます^^*写真って一気にその時に戻れるツールですよね^^*トトロのドンタンはいつかどこかで書いてみたかったんです( ´艸｀) (2016年3月2日 18時) (
レス) id: f2d01e8268 (このIDを非表示/違反報告)
マユ - トトロ王子最高でした。写真って色々なことを思い出させてくれる宝物ですよね。読み終わったら昔のアルバム広げたくなりました。たまには実家に行こうかな！？ (2016年2月27日 15時) (レス) id: 8f101bc657 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ふにさん» お返事ありがとうございます。えっと、たしかに、その二つは後半のセリフが同じなので同じっぽく思いますよね(^-^)コメントもらえて嬉しかったです(^-^) (2014年11月11日 21時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - なんだか上手く伝えられてないような気がします。とにかく、いつも楽しみにしてます。とこれだけは伝えたいと思ってかきこみました。たびたびすみません。 (2014年11月11日 19時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)
ふに(プロフ) - すみません。時間軸がずれてる、目線が変わってるのは気づいていたんですが、更新されるたびに読んでるので同じかと思いました。また、通しで読んでみます。 (2014年11月11日 18時) (レス) id: 6765a7c899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年10月28日 21時
