プロローグ ページ1
彼は言う
「君は…狂ってる」
「そうね、多分」
彼は言う
「お前は歪だ」
「綺麗な形のものだけじゃその美しさは解らないから
私は必要悪なの」
彼は言う
「いつまで…続けるつもりだ?」
「さぁ?あなたたちが求める限り…かな?」
彼は言う
「お前は壊れてるんだ」
「そうね…壊れてるのかもしれない」
彼は言う
「もう…止めなよ」
「何故?あなたは何故止めないの?」
彼は言う
「お前なんか好きじゃない」
「そう?私はみんな愛してるのに」
彼は言う
「悲しくないの?」
「悲しくないわ、みんなから求められているから」
彼は言う
「あなたは…悪魔だ」
「そうね…悪魔に魅入られないうちに引き返して」
彼は言う
「あなたは…天使なのかも」
「だとしたら、とうの昔に羽はもぎ取られてるわね
堕天使…なのかしら」
彼は言う
「今のAに愛なんてない、いつか捨てるから」
「愛なんて要らない、あなたが必要じゃなくなったら
捨てていいのよ」
それでも彼らはやってくる
夜の明かりに誘われる羽虫のように
いつか…羽虫から蝶になって飛び立つ日を願いながら
それでも私は受け入れる
♪〜
ほら、今日も一人私の腕の中に…
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作者名:あんじゅっこ | 作成日時:2016年1月18日 22時