33 ページ34
暫く逢えないから
二人の時間を...
なんて思ってたのに
ミナさんのおかげでそんな時間持てないまま
もう、国境まで超えてしまった
はぁぁ
盛大に吐いた溜息
「こっちの幸せまで逃げそうだから辞めてくれる？」
だってひょん2週間も離れるんですけど？
「で、なんでAさんは一緒に来なかったの？
来ればいいのに」
「ですよね！」
なのにヌナは
“中国語解んないし、行っても無駄じゃない？”
とか
“こっちでスケジュール調整もあるし”
とか
“キュヒョナがいないと比較的時間に余裕ができるし”
とか
って言うか、最後のは酷くない？
俺がいないととか...
「まー、来ないっていったら
聞かないですし」
「ふっ(笑)
そんな言葉が出るってことは、上手くいってるんだね(笑)」
上手く...
上手くいってる...
「ヒョン、“ヘビの生殺し”
って言葉知ってます？」
「へ？」
「ヘビの生殺し」
「知ってるけど...
って！そうなの？！
それはつまり、まだ...その」
口、あんぐりしてますけど
「はい。
ややこしいんです」
笑うしかなくて
ハハッなんて空笑いしてると
「なぁ、悪いけど聞いていい？」
って、ベッドの上にチョコンと座り直したヒョン
「はい？」
「その...外泊先はAさんのとこだよね？」
「はい」
「別に、無理やり行ってる訳じゃないよな？」
「はい」
ご飯も作ってくれるし
来る？って聞くのもヌナだし
「で、どこで寝てるの？」
「ベッドですけど？」
「一緒に？」
「はい」
「それも...嫌がってるわけでは無いよな？」
「はい」
「で、何も無い」
「...はい」
はぁぁ
今度はヒョンが盛大に溜息を吐いて
俺の肩に手を置いた
「あのさ、お前すごいと思う
よく、頑張ってる(笑)
で、僕からのアドバイス
こうやって離れるの
もしかしたらチャンスかもしれないよ？」
チャンス？
「解ってないなぁ(笑)
仕事も一緒、家でも一緒
ずーっと一緒にいただろ？」
そうですよ
だから既に心に穴が空いたみたいな気分で
ネット事情必死で繋げたじゃないですか
「お前、こっちにいる間さ
連絡辞めてみたら？」
はい？
２週間も？
ヌナの声も聞けない？
おはよう
とか
おやすみ
の一言も？
「そんな顔すんなって(笑)
騙されたと思って
我慢してみろよ？
な？
悪くは転ばないと思うな
僕は(笑)」
って...ヒョン
その顔は見張るつもりなんでしょ？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
angieuko(プロフ) - ??さん» ありがとうございます(*^^*)近いうちに公開できたらなーと思っていますので、しばらくお待ちくださいね (2014年3月26日 6時) (
レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - あんじゅっこ様 次楽しみにしてます (2014年3月26日 0時) (レス) id: 3618d39a26 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - さとこ(cocoro)さん» こんにちは(*^^*)幸せな気持ちになっていただけて嬉しいです(*^^*)こちらこそありがとうございました (2014年3月18日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(cocoro)(プロフ) - とってもとっても幸せな気持ちになりました♪♪ありがとうございます(*^ω^*) (2014年3月18日 13時) (レス) id: c4992ab2e0 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ヒョコさん» こんにちは（*＾＾*)番外編はもう少しお話まとめたら公開しますので、それまでお待ちくださいね( ´艸｀) (2014年3月17日 7時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年2月19日 18時
