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気付かないうちにグッと奥歯を噛みしめてた…
その空気を換えようとしたのか
「そう言えばこの子、元々は受付してたのよ？
それも、正式な社員とかでなくてね(笑)」
「え？ヌナが?!」
頭にすぐ浮かぶのはいつものヌナ
あのヌナが…受付?
「そうよ。
今もどうせ、仕事中は地味にしてるんでしょ?」
「えぇ」
「でも、受付してた頃はそうじゃ無かった(笑)
今のこのAが本来のA」
…確かに…
うん。
俺の知ってるヌナとは…
別人みたいな…
「何がどう転ぶのか解らないのが人生…なんてね(笑)
3日ほど泣き腫らしてパンパンの顔で仕事に行った日
その顔じゃ受付はさせられないって
裏の事務の仕事をさせられたらしいの
意外とね、そういう仕事が向いてたみたいで
そこの人員も足らなかったらしくて
次の日から…そっちの部署に変わって
事務をするのに髪が邪魔で一つにまとめるようになって
コンタクトが乾くから眼鏡になって
人にそんなに会わないからお化粧も薄くなって
制服の代わりに決まったスーツを着るようになった頃
そこでの仕事ぶりが認められて
正社員として迎え入れられた(笑)」
それで、ヌナのいっちょ上がり(笑)
「Aは、良く言えば一途で純粋
悪く言えば頑固で融通が利かないから
その頃にはね
“仕事に生きる
仕事は裏切らない”
が口癖になってて
見た目も、ほら(笑)あれだから
男の人も近寄らなくなって
気付いたら立派な男性恐怖症…」
「あぁ…」
「だからね、正直今…驚いてる」
「え？」
「Aがこうやって男の人の膝で寝てる事に…
酔ってたとはいえ…
Aが男の人に自分から抱き付きに行った事にもね」
それは…
「年下で…家族みたいに長い時間一緒に居るから」
「そうかもね
だけど…今までは仕事関係の人にも線を置いてきた子だったから
だからね、あなたにこの話を聞いて欲しかった」
「え…」
「半分は…Aを解って欲しかったから
もう半分は…Aを中途半端な気持ちで近づかせないで欲しかったから
一途で純粋で頑固で融通が利かない
恋愛でも、仕事でも、人生でも…」
だけど…俺は別に…
ヌナだって別に…
嫌いじゃない
むしろ好きだけど…
だけど…
地味で、真面目で…
でも今は…違ってて…
ヌナが居ないと…調子が出なくて
だけどそれは…
「ゴメンね…先走り過ぎたのかもしれない…
取りあえず、話は終わり(笑)
それ…今日はお願いね？」
って…これ？
頼まれても…困る
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angieuko(プロフ) - ??さん» ありがとうございます(*^^*)近いうちに公開できたらなーと思っていますので、しばらくお待ちくださいね (2014年3月26日 6時) (
レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - あんじゅっこ様 次楽しみにしてます (2014年3月26日 0時) (レス) id: 3618d39a26 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - さとこ(cocoro)さん» こんにちは(*^^*)幸せな気持ちになっていただけて嬉しいです(*^^*)こちらこそありがとうございました (2014年3月18日 17時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(cocoro)(プロフ) - とってもとっても幸せな気持ちになりました♪♪ありがとうございます(*^ω^*) (2014年3月18日 13時) (レス) id: c4992ab2e0 (このIDを非表示/違反報告)
angieuko(プロフ) - ヒョコさん» こんにちは（*＾＾*)番外編はもう少しお話まとめたら公開しますので、それまでお待ちくださいね( ´艸｀) (2014年3月17日 7時) (レス) id: 229cc6342d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅっこ
| 作成日時：2014年2月19日 18時
