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『 感動かもしれない... 』
「 いや、なにしてる？」
これがヒューマンドキュメンタリードラマだったら確実に泣いてる。
柱の陰に隠れながら、
「 ごめん、推しと帰るわ 」というゆりからの新着メッセージと、下駄箱前で仲良さそうに話す二人を見比べながら、感傷に浸っていれば、
後ろから誰かに声をかけられる。
振り返れば、怪しい人物を見るような目で私を見下ろすイブラヒム先輩と目が合った。
『 先輩、もっと声を静かに、』
「 あれ、彼奴葛葉じゃね？」
「 彼奴今日予定あるから部活来れねぇとか言ってたけど、嘘やん 」
「 なに彼女と、いちゃついてんの？」
急いで先輩の制服の袖を引き、柱の陰に連れ込む。
訝し気な目をするイブラヒム先輩は、私と同じ方向に視線を向けると、信じられないと言いたげに顔を顰めた。
だから声が大きいんだってば。今葛葉先輩と目合ったって。それに、"まだ"彼女じゃないです。
『 先輩ってデリカシー無いですよね 』
「 すごくストレートな悪口だね 」
二人が見えなくなったのを確認してから、イブラヒム先輩に向き直ってそう言えば、面白そうに口角を上げる。
「 てか、ずはがさっき一緒に帰ってた彼女って誰？」
「 彼奴許せねぇわ 」と笑いながら言うイブラヒム先輩に、適当に相槌を打っていれば、ふとそう聞かれ、身体が硬直したのを感じる。
壊れたロボットのように、ゆっくり顔を上げれば、「 え、なに 」と訝し気な視線を向けられる。
『 ____ぃ、です、』
「 なに、聞こえなかった 」
『 っすー、、ゆり、です、ね、はい 』
「 彼奴連れ戻してくるわ 」
『 イブラヒム先輩、早まらないで！！！！』
嘘は通用しないこの先輩に、正直に話せば、案の定想像していた展開が起きた。
殺気に溢れたイブラヒム先輩に慌てふためく私とは反対に、葛葉先輩は、極楽浄土にいったような気分に浸っているんだろうな。
恩を仇で返された気分の私は、苺パフェ特盛でも奢ってもらおうと決心した。
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うえ - 変更楽しみです〜！！応援してます！！ (4月25日 15時) (
レス) id: 0e5cf0185e (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ミさん» ほんとにいつもありがとうございます泣 (4月20日 18時) (レス) id: 5830ae0130 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - (^o^)/さん» ありがとうございます 泣 (4月20日 18時) (レス) @page17 id: 5830ae0130 (このIDを非表示/違反報告)
ミ - 更新ありがとうございます😿❤️ 語彙の振り幅が広がってて変更後の話もとっても楽しみです！！これからも楽しみにしてます！！ (3月30日 0時) (レス) @page15 id: d9f25f1b2e (このIDを非表示/違反報告)
(^o^)/(プロフ) - めっちゃ好きです無理せず頑張ってください楽しみにしてます (3月19日 21時) (レス) @page22 id: b873b0040b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいら | 作成日時：2023年11月3日 21時
