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……、こいつ、言ったそばから何やってんだよぉおおおおおお！！
「おいテヒョンくん野郎、離しやがれくださってもいいんじゃなくて？」
「えー、どうして？普通に仲良くしようって言ったのはAさん♪」
「これは普通とは言わない！断じて！」
あろうことか、この状況。
何を隠そう、いや隠すことなんて何もなく、考えるまでもなく。
テヒョンが……私に抱きついてる。
しかも私の脇の下に腕を差し込みながら、顔を私の肩にうずめて。
おうぇっ//ちょっまって///待って待ってくだ/ギヴもうちょ//むり/ムリっす//やめろ/ください……。
私もう赤くなってるから！！
赤道より熱い熱出しながらバイト行って、寒空の下を走り回ってる、くらい辛い怖いから。
脇の下にたくましい腕を通され、大きいであろう熱のこもった手のひらで背中を撫ぜられる。
私よりずっと背が高いからわざわざ背も首も曲げて、私の顔の位置を合わせ、
そのうえテヒョンはその美しいお顔を私の、たいして綺麗でもない肌にすり寄せて、
ふにふにふにふにと動かす。
鼻の先と思われるものが、ちょうど顎の骨から５センチくらい下ったあたりを、つんつんと刺激して、
柔らかい唇が鎖骨のあたりをでたらめにかすめる。
そうなっちゃってる自覚はないから、正式名称で呼ぶことはできないにしろ、これ、間接でもないキスだよね？
そう言って、遜色ないよね？
あぁ、もう泣きそう……。
「だからキスしないでって……言ってるじゃないですか……」
「キスじゃない。これはハグ。です＾＾」
頭パンクしそうだよ。
だって、男の人に触れたことだって無かったから。
どうしたらいいか、わからないんだ、もう。
「ハグって、こんな風にするものなの……」
「そうだよ！少なくとも、ぼくはそう思ってる」
「違うよ、違う。いきなり、こんなの見たことない、こんなんじゃないよ……！」
「え……？」
なんで、触れられてるところが、まるで怪我でもしたみたいに不快に熱い。
治りかけの傷口みたいに痒い。
直接触れられた首筋の皮膚を、掻きむしって剥がしたい。
「Aさん…なんで……」
なんで？なにが？何が何でなの？
どうしてこんな思いになるんだろう。
いいんだよ、そのまままるで少女漫画みたいに頬染めとけば。
そう左脳では思うけど、理性で思うけどできない。
触れ合うことに慣れてないから、私が。
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ミョンファ(プロフ) - すんしむさん» コメントありがとうございます！続編も更新頑張ります^^ (2016年12月27日 23時) (
レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
すんしむ - すごいおもしろいです！ それでは、続編今から行ってまいります！ (2016年12月27日 10時) (レス) id: c07ed66232 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - ふぅかさん» ありがとうございます！これからもはっちゃけて更新頑張ります！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！、この後の展開がとても楽しみです！頑張って下さーい！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 2c1116535e (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - はばななさん» ありがとうございます！ペットのほうも読んでくださったのですね、嬉しいです。小説大好きと言ってくれることが何より励みになって、もう感動してます…これからも頑張ります！ (2016年12月12日 7時) (レス) id: af06c6e6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミョンファ | 作成日時：2016年12月7日 17時
