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エンジェルだって人間から作られたんだ。
やっぱり例外じゃない。ちゃんと忘れてる。
こういう時だけ、万能とはいかないんだな、やっぱりね。
「やりたいことストレートに、素直に言ったらいいよ。どんなことでもテヒョンのことを変だとかキモいとか思わない。それは私も同じ」
「A……っ」
「テヒョンは何が好き？えぇっとモカ？それかえーと、ブ、ブルーマウンテン？それともオレンジジュース？なんちゃって」
ハハハと渇いた笑いをもらした私。
すると、テヒョンの顔がどんどん歪んでいく。
あれ、地雷踏んだ……？
「分かんないよお！好きなもの知らないの……っぼくは、好きなものなんてないよ！！」
「えっ、テヒョナっ？」
「わかんないんだよ……っ、ほんとに、わかんないの……うぅっ、わかんないのぉっ、くっ、うぅぅ、Aバカぁ！」
「えぇー」
みなさん、テヒョンが、テヒョンが。
泣いております……。
いや、どうしよう。泣かせたの私だよね、確実私だよね。
テヒョンの言うとおり、私バカだわ。
本当にどうしよう。私はただもっと素直に言っていいって言いたかっただけなのに。
素直になってほしいと思っただけだった。
「テヒョナ、ごめん、傷つけるつもりは……」
「傷ついてない！Aバカっ！なんでわけ分かんないことばっか言うの？Aが好きなものが好き！Aがやりたいことがやりたいこと！それしか知らない！…っだから、だからぼくは、Aが言ったこと、守って、大人しくやって……」
私というご主人様が言ったことを忠実に守って、わがままを言わず大人しく実行する。
だって。
そこにテヒョンの意思も関係ない。私という人格も関係ない。
単純で機械的、無機質でくだらない主従関係。
テヒョンが泣いてるのは、そっか。ただいっぱいいっぱいなんだ。
今までだめだって禁止されてたことを突然許されたら、誰だって困惑するし混乱するよね。
私だって、恥ずかしいけどハグだけで混乱した。
突然、今までされたこともないことをされたから。
これからでいいよ。好きなもの作って、やりたいことも作って。
どうしよう、私まで涙出てきたよ。
「テヒョナ、泣かないで」
言いながら自分も涙を拭う。
「Aっ、ごめんなさい、ひっ、泣いてごめんなさい」
「好きな時に泣いていいの」
おかしいな。二回目なのに、今も泣いてハグしてる。
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ミョンファ(プロフ) - すんしむさん» コメントありがとうございます！続編も更新頑張ります^^ (2016年12月27日 23時) (
レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
すんしむ - すごいおもしろいです！ それでは、続編今から行ってまいります！ (2016年12月27日 10時) (レス) id: c07ed66232 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - ふぅかさん» ありがとうございます！これからもはっちゃけて更新頑張ります！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！、この後の展開がとても楽しみです！頑張って下さーい！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 2c1116535e (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - はばななさん» ありがとうございます！ペットのほうも読んでくださったのですね、嬉しいです。小説大好きと言ってくれることが何より励みになって、もう感動してます…これからも頑張ります！ (2016年12月12日 7時) (レス) id: af06c6e6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミョンファ | 作成日時：2016年12月7日 17時
