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テーブルにお皿を並べて、また並んで座る。
しかし、買い物にも行ってないのに具材とか食料が棚や冷蔵庫のあちこちに、ぎっしりつまってた。
常に補充してるってことだよね、金持ちすごしっ!
「「いただきます!」」
一口、含んでみる。
んなっ、なんだこれ!!うまい!!うますぎる!
昨日のカフェラテレベルの感想だけど、自分の料理がこんなに美味しいと思ったのは初めて……っていうかそれ、具材が全部スーパーの型落ちとかじゃなくて高いものだからだな。
うん……。
「ん、Aの味がする」
「それ、どんな味よ?(笑)」
「わかんないけど、なんかわかるの!ぼくが作った料理と全然ちがうもん!なんかこう、丸くて優しい感じっていうのかな」
「あ、ありがとう……//」
ん?今、褒められて気良くしてたけど、聞き捨てならないこと言ったよな、こいつ。
「ねえテヒョン…料理できるの?」
「ん?できるよ?」
「それ早く言えよぉおおお!!!」
何出し惜しみしてんだよ!っていうか言い惜しみしてんだよ!料理作れんのかよバカ万能テヒョンだな!!
そして^ω^
この男、この顔である。
「ってか私料理苦手だったのに、頑張ったのに、料理できるならそう言ってよ…分けわかんないメニュー作っちゃったじゃん……」
超恥ずかしいよ、こんな洋風なのかそうでないのか分からないメニュー見られたなんて!!
「お祖父さんの料理とか作ってからとりあえずできるだけだよ、Aの料理、ぼくのより美味しいよ^^」
「そっすか……」
「ねねね、毎日作って?お願い」
「えぇ、毎日……?」
「うん、ダメ?」
また上目づかいプリーズを炸裂させるテヒョン。
だからそう言われたら断れないんだよ私……。我ながらかなり甘いとは思うけどさ……。
「いいよ。でも条件。交代で作ろうよ?私テヒョンの料理も食べてみたいし」
「ふふ、ありがと♡ぼく頑張って作るね!Aのために」
あぁ、スクランブルエッグに鼻血垂れてないかな?鼻血ケチャップ!なんちゃって……泣。
「なんか、一緒に暮らしてるって感じするね。なんか嬉しいな、誰かと一緒にいられるって」
「そう、だね……」
テヒョン、私と同じこと思ってる。
誰かと一緒なら、一人じゃないなら……。
私たち、似てるとこあるのかな?
ちょっと、どころじゃなく嬉しい。
私と同じなんだ、テヒョンも。
一人だと寂しいってことを知ってる人に初めて出会ったかもしれない。
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ミョンファ(プロフ) - すんしむさん» コメントありがとうございます!続編も更新頑張ります^^ (2016年12月27日 23時) (レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
すんしむ - すごいおもしろいです! それでは、続編今から行ってまいります! (2016年12月27日 10時) (レス) id: c07ed66232 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - ふぅかさん» ありがとうございます!これからもはっちゃけて更新頑張ります! (2016年12月24日 0時) (レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!、この後の展開がとても楽しみです!頑張って下さーい! (2016年12月24日 0時) (レス) id: 2c1116535e (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - はばななさん» ありがとうございます!ペットのほうも読んでくださったのですね、嬉しいです。小説大好きと言ってくれることが何より励みになって、もう感動してます…これからも頑張ります! (2016年12月12日 7時) (レス) id: af06c6e6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミョンファ | 作成日時:2016年12月7日 17時