人造人間のテヒョンと共同生活します。

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「Aのエンジェルはどんなやつなんだ？男？女？」


「男ですよ。背はユンギさんよりちょっと高くて、「チッ」」


「ちょ、なんで舌打ちするんですかー！」


「なんでも」


絶対嫉妬でしょ、それは。ｗｗ


「年齢は…そういえば知らないなぁ。でも見た目からだと20歳から23歳くらいの間ですかね」


「エンジェルに年齢はない。何年経っても見た目は変わらないんだ」


「おっ、そうなんですか！これは良いことを聞いたなぁ。ありがとうございます」


何か分からないことがあればユンギさんに聞くのが手っ取り早いな。メモメモ


「そうそう、名前はテヒョンっていうんです」


「Aが名付けたのか？」


「いえ、向こうから名乗ってきたのでそう呼んでます。テヒョンと」

そういえばテヒョンって、誰が考えた名前なんだろう。気にもしてなかった。帰ったらテヒョンに聞いてみようかな。


「セルカとかねぇのか？」


「セルカなんて、昨日会ったばかりですからねぇ。まだ二人でセルカ撮るほども仲良くないんですよ」


今度取ってみようかな。まぁ、どうせ私のほうがめちゃくちゃダサく見えるだろうけどさ……。


ユンギさんといると、色々発想が出て面白い。全部やってみたくなる。


「俺んとこのはジョングク。ほら、こいつ。……可愛いだろ」


ブフォォッｗぇｊおばうぇいあｗぃｊｂゔぇ？！？！

ユンギさんから可愛いなんつー言葉が飛び出した？！？！

ユンギさんは自分のスマホを私に見せてきた。

別にアプリを起動させたわけじゃない。そう、画面を点灯させただけ。つまり『待ち受け』。


待ち受けにまでしちゃうとか、ユンギさんデレッデレじゃん！自分の息子かよ！

しかもアプリアイコンも丁寧に顔を避けている。

その小さな窓の中には、上目づかいがつぶらな瞳の、うるツヤピンクの唇から少し白い前歯が見える、ユンギさんの言う通りの可愛い男の子が。

ユンギさんが写ってないところが、ユンギさんらしいよなぁ……セルカじゃなくて普通の写真じゃねっすか。


「可愛いですね〜！うちのテヒョンよりちょっと幼く見えますね。なんかウサギっぽくて可愛い〜♪」


「だろ(ドヤ)。この間ゲーム買ってやったんだ」


「ユンギさぁん、もうお父さん通り越して、孫におもちゃを買ってやるおじいちゃんじゃないですか〜！」


「そうか？この間も…」

ユンギさんの盛大なデレ大会の幕開けが……。


「いや、もう時間が遅いな。女の帰りを遅らせる訳には」

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