人造人間のテヒョンと共同生活します。

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私の処刑率ちょっと下がったかな？

よし、このカフェオレは絶対何があっても吐けない。

ユンギも照れてることだし、大きく出るか。


「っていうかユンギさん、どうしていきなり誘ったりしたんですか？」

「だって、お前が辞めるとか言うから」


やっぱり理由はそれだったか！！ヤバい、大きく出る作戦失敗！

しかし私が辞めるってだけで、活動的じゃないユンギさんにここまでさせるほどの強い動機があるってこと？

どういう関係なのそれ……？


「あの、ホントすみません、いつも人足りないって分かってるのに辞めるとか言って……」

「いいよ、事情あんだろ？もっと稼げるとこが見つかったのか？」

「稼げるとこ？」

「仕事だよ。金欠なんだろ、今も。一番安いコーヒー頼もうとしてたし」

「あ、いや…それは、まぁ、そうですね」


銀行行けば腐るほど金あるんだけどね☆

あいにく今は通帳も持ってないから残念だけどね☆


「やっぱ本当だったんだな」

「本当って？」

「お前が金に困ってて、ほぼ毎日一日中シフト入れてるって聞いたんだよ。あの…誰だったか忘れたけど。色んな人に聞きまわったから……」

「ハッ？！」

「何だよ、勘違いすんな」

「いや、勘違いなんてしてないしそのままを受け取りましたけど！」


勘違いすんなとか場違いに辛いわ！

色んな人に聞きまわるほどの、私の何を知りたかったんだよこの塩は！


あぁもう面倒くさい！はよ帰りたいし単刀直入に聞いて帰してもらおう。


「っていうかユンギさん、なんでここに誘ったんです？理由は？動機は？ユンギさんってバイトの子をお茶に誘ったりしませんよね？」

「いきなり色々聞くんじゃねえよ」


お前は人のことを、本人でもなく他人に色々聞いたんだろが！これはさすがに突っ込めない。


「前から話したいと……思ってて。けど今日お前が辞めるって言ったから、辞めたら連絡取る手段無くなるじゃねえか。そう思ったんだよ」


え、ちょ、いきなり胸キュン…っ。

なぜ前から話したいなんて…それにしても。


「いや、お茶に誘うより連絡先を聞くほうがハードル低いでしょう」


「ここに誘ったのは単に下見のため。今度連れて来たいやつがいる」


「え、ヒド！！一人で来ればいいいじゃないですか！何で私を……」


ちょ、理由は塩辛かった…精神ボディーブロー。


「だってお前、味わかるし。今だってこれ上手いって言ってくれたから上手いって分かったけど、俺だけじゃピンとこなかった」

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