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「いやいやいや、悪いですよそんな」
「少なくとも俺の方が年上だし男だろ、それに誘ったのは俺」
こんなところで男気を出すな！
売った恩を取り返しに来られることのほうが怖いんですよこちとら！
「なら、なおさらブラックで」
「本当にブラックが好きなのか」
「……カフェオレで」
正直飲み物なんてなんだって良い。
これから拷問されて処刑されるのに、吐くかもしれないのに胃に入れるものに気を使うやつがいるわきゃなかろう。
でも先輩の頼みだし？ちょっとハイグレードなカフェオレを注文することにした。
そしたらユンギさんもカフェオレ。おそろいかよ……。
つくづく分からないなぁ、この人……。
作るのに時間のかからないカフェオレはすぐ出てきて、私たちはトレーを持って適当な席についた。
ユンギさんは当然私の目の前に陣取るわけだけど、前髪とニット帽が目深で目つきはよく見えないし、口元は当然無表情で全然笑ってないしで。
緊張する。
ユンギさんがそんな私のことなんてお構いなしにカフェオレをすすり始めたので、私も飲んでみる。
口をつけた瞬間、電光石火のごとく衝撃が走った。
なにこれッンマ？！？！？！？！
うまい、うますぎる！！！
ちょっと熱いのも忘れてグビグビ飲んでしまう。
カフェだけじゃなくオレも香り立ってて、すごく芳しい、そのうえ味は甘くてまろやか、まったく角が立ってない。
こんな、こんな美味しいカフェオレが、この世にあったなんて！
いつもファストフード店とかの安いコーヒーで我慢してたから、こんなカフェでちゃんとしたコーヒーが飲めるなんて何年ぶりだろう。
なにこれ泣きたい、たとえもうここには来られないとしても最後にこれが飲めてよかっ、った……。
神さま感謝します！もううるっときてます。
「ん？」
「ンッ？！」
カフェ美味しすぎてまたユンギさんのこと忘れてた。
このカフェオレは一応、ユンギさんの金で飲めてるんだったよね、それは忘れない。
「うまいか？」
「はい！すっごい美味しいですよこれ！やっぱファストフード店とかチェーン店のカフェとは違いますね！いやぁ、さすがですユンギさん、目のつけどころが違いますね〜。ありがとうございます」
「っ///……ん」
勢いで言っちゃったけど、うおぉ、塩が照れてる！////クフフ
頬が淡いピンク色だぁ。これぞヒマラヤ岩塩。()
こいつ可愛いなぁ〜。(遊ぶな)
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ミョンファ(プロフ) - すんしむさん» コメントありがとうございます！続編も更新頑張ります^^ (2016年12月27日 23時) (
レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
すんしむ - すごいおもしろいです！ それでは、続編今から行ってまいります！ (2016年12月27日 10時) (レス) id: c07ed66232 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - ふぅかさん» ありがとうございます！これからもはっちゃけて更新頑張ります！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！、この後の展開がとても楽しみです！頑張って下さーい！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 2c1116535e (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - はばななさん» ありがとうございます！ペットのほうも読んでくださったのですね、嬉しいです。小説大好きと言ってくれることが何より励みになって、もう感動してます…これからも頑張ります！ (2016年12月12日 7時) (レス) id: af06c6e6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミョンファ | 作成日時：2016年12月7日 17時
