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この後、多分ユンギさんは途中退場。
ということは二人でこの店を回すハメになるってことだよね……。
今日はよりによって一日中シフトを入れてしまった。
少しでも稼ぎたい一心でこんなシフトにしてしまった前までの私。不覚。
ってかそういえば、一日ってこと伝えないまんま家出てきちゃった！
テヒョンに心配させたら悪いな。
でも私、あの屋敷の固定電話の番号も知らないから電話もできない。
でも帰るわけにはいかないし……って全然集中デキナイ……。
今日の運は、ユンギさんのご機嫌で尽きたみたいだ。
ん？
そういえば、思い出した。
私、なんでこんなしゃかりきになって仕事してんだろう？
そうだよ、仕事なんてもう要らなくなったんだった、忘れてた。
まだ昨日の今日で、クセが抜けてないみたい。当たり前だよね、いきなり大富豪になっちゃう人なんて世の中にも一握り。
うん、それが私か。最高かよ。
それでも今日はなんとか乗り切って、今日ユンギさんに辞めますって言わないと。
辞めてく人も多いこの店では、もうその日に辞めるって言って辞表でも書けばそれでオッケー。
さようなら、私のバイト生活。こんにちは、幸せ。
ただ今、午後2時。
ユンギさんから「ん」、とお許しをもらってなんとか30分だけ昼休みを取った。
ユンギさんもまだ帰る気配はない。とりあえずそれは朗報。よかった。
しかし時間がなかなか過ぎていかない！もう夕方気分なのにまだ2時？！どゆこと？！
あぁ、今にでも辞めますって言いたいのに……。
「ん？」
ユンギさんがこっち来た！！なんすか！？
でも今のん？はどうしたのって聞きたいみたいだった。(多分)
きっと私の気がそぞろだったせいだよね…。
「いや、なんでもないです」
いやいやいや私バカ！お話あります辞めることにしましたって言わなきゃいけないのに、
ユンギさんの視線ストレート過ぎて言えない！しかもこんな忙しい環境下にいて……。
「本当か？」
『ん』。以外の言葉を発してらっしゃる！どうした？！
ユンギさんは一度明後日の方向を見つめた後、私に向き直る。
言えって催促ですねわかります。
「あのっ、あの、私今日限りで仕事辞めたいと思って…」
「そうか」
「っ、はい(汗)」
「もう帰るのか？」
「いえ、今日はまだやります」
「その後は？」
その後？
「用事は？」
「ない、です」
「お茶でもどうだ」
死刑宣告。終わった。
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ミョンファ(プロフ) - すんしむさん» コメントありがとうございます！続編も更新頑張ります^^ (2016年12月27日 23時) (
レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
すんしむ - すごいおもしろいです！ それでは、続編今から行ってまいります！ (2016年12月27日 10時) (レス) id: c07ed66232 (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - ふぅかさん» ありがとうございます！これからもはっちゃけて更新頑張ります！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 587a0a36a9 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！、この後の展開がとても楽しみです！頑張って下さーい！ (2016年12月24日 0時) (レス) id: 2c1116535e (このIDを非表示/違反報告)
ミョンファ(プロフ) - はばななさん» ありがとうございます！ペットのほうも読んでくださったのですね、嬉しいです。小説大好きと言ってくれることが何より励みになって、もう感動してます…これからも頑張ります！ (2016年12月12日 7時) (レス) id: af06c6e6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミョンファ | 作成日時：2016年12月7日 17時
