Princess 3

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玲「…あっぶねぇ…。笑」






「ごめん、佐野くん…笑」







危機一髪のところで支えてくれた佐野くんのおかげでなんとか助かった







玲「スタジオまでっすか？」





「あ、うん…そうだけど」





玲「持ってきますよ」





「でも、」






玲「いーから、Aさんはちょっとこれ持ってて」






代わりに渡されたのは佐野くんの着ていたパーカーだった







「でも佐野くんも意外と、力あるんだね」






玲「まあ、それなりに鍛えてるんで」









そして佐野くんは、辛い顔せずあっという間にスタジオまで運んでくれた









直「Aー！こっち！…あれ、玲於？」







「あ、佐野くんが代わりに持ってくれたの。



ありがとね、本当に助かったよ」







玲「べ、別に…俺はそんな。…じゃ、これで」







そう言うと目も合わせずに走ってすぐにいなくなってしまった







「あれ、行っちゃった」







直「照れてるんだよ、あれ笑」






「え？」






直「シャイだからねー」







「あ。パーカー…」






直「パーカー？」







「うん。預かってたやつ、佐野くんの。」






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