Princess 3

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「もしもし、」





臣「もしもしAちゃん？もう家出れる？」





「いま下出ますね！」





臣「了解〜」






いつもより少しだけ大きなカバンに荷物を持って、マンションの下に降りる



すでに臣くんは下にいて



わたしに気づくとサングラスを少しずらして手を上げる






「おはようございますっ」





臣「おはよ、里絵さん来ないんだって？」





「亜嵐くんと約束があるらしくて。」





臣「あれ？仲直りしたの？笑」





「なんか臣くんのおかげとか言ってましたけど…笑」





臣「え、俺？なんか言ったっけ？笑」









"好きな人には、俺だけ見てて欲しいし俺のことだけ考えてて欲しい"



"……って、思うことってそんなダメなことですか？笑"







臣くんが言ったそんな言葉に、勝手に影響された里絵さん。




まあ、うまくいったみたいならよかったけど。








急に行かない、なんてちょっとひどいよね？




直人くんも、仕事だって言うし……。







そういえば田崎さん、代わりに女の子誘ったって言ってたけど誰だろう？




わたしの知らない人かな。









田「おっはよ〜！」





そんなとき田崎さんの車が家の前に停まる








岩「Aちゃん！臣さん！」





後ろの窓から顔を出すのは岩田さんと…









ル「おはようございまーす！」





「ルイちゃん？！





あっ、」









それに、もうひとり









臣「透子？」








透「おはよ広臣、Aさん」






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