Princess 2

73 臣side ページ25

それからリハーサル中も



走り回るAちゃんを目で追ってた




休憩中、そんなAちゃんの元へ行ったのは岩ちゃんで。





岩「Aちゃんっ」




「あ、岩田さん！」




岩「昨日あのあとすぐ寝れたー？」




「すぐ寝ちゃいました、笑」




岩「よかった〜！あとで、飲み物とか買ってあげる！昨日のお返しで」




「アイスがいいー！」






…随分、仲良いんだな。



それに昨日って、なんだよ。


　





岩ちゃんがこちらに戻ってくる





岩「直人さんー、Aちゃんってなんのアイスが好きなんですか〜？」




直「言わなーい！」




岩「えー、けち。もしかして、チョコの星形のやつですか？！」




直「ち、違うけど。なんで？」




岩「なんだー。

いや、昨日Aちゃんから飲み物とかゼリーとかもらったんですけど、

そのアイスだけはくれなかったから好きなのかなーって！


でも違うのか〜」









飲み物に、ゼリー…



昨日の、LINE。






それにチョコの、星形のアイス…。




前に2人で行ったコンビニでの会話を思い出す







ーーー



『臣くんはどのアイスが好きですか？』



『ん〜俺はこのチョコの星形のアイスが好きかなあ』



ーーー







もしかして、Aちゃん……




いや、俺の自惚れ、過ぎかな。




心にはモヤモヤした気持ちがつもっていた




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