Princess 2

49 岩side ページ1

岩「はぁ………………」





隆「どんだけ落ち込んでんだよっ笑」





岩「だって……」





隆「しかもなんで俺？笑
そーゆーのはいつも臣じゃんー」





岩「だめ。臣さんはだめ。」









Aちゃんに"気になる“と言ったあの後。




彼女はゆっくり俺から離れて





「そんなの、…困ります」



と一言言って、いなくなってしまった






それから話すこと、いや目が合うことさえもなくて




大ダメージを受けた俺は隆二さんを飲みに誘った








隆「俺よくわかんないけどさ、岩ちゃん彼女いるんじゃなかったっけ？」




岩「いますよ。」





隆「好きじゃないの？彼女のこと」





岩「普通に好きですよ、可愛い子だし。でも、」





隆「でも、Aちゃんのことも気になると。笑」





岩「………はい。」





隆「ハハッ、岩ちゃんって素直だよねー笑」





岩「バカにしてるんですかー。」





隆「してないしてない！笑


自分の思いとかちゃんと言えるっていいことじゃん？


まあでも、二股はだめだな！
自分の気持ちちゃんと確かめてみたら？」





岩「確かめてみたらってそんな簡単にー。」





隆「え？そんなんどっちといたら楽しいのか、幸せなのかってそれだけじゃないの？」





岩「………なんか隆二さんって、たまにいいこと言うよね」





隆「たまにが余計だけどな！笑」








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