嘘つきと素直とわたし (ページ8)

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咲「で？なにがあったの？」

お昼休み

ランチで2人になった咲希に聞かれる

「なにって？」

咲「いやいや、そことぼけるは無理あるでしょ」

「やっぱり？」

咲「話してよ

登坂さんのこと」

.

「…

て言う感じ、です。」

昨日あった一連の流れを話した

咲「え？なにそれ。あの登坂さんに抱かれたってこと？ていうか、好きなの？」

「わかんないよー全く覚えてないし。あ、でも服はちゃんと着てたよ

って、なんで好きとかってなるわけ？」

咲「成り行きとはいえAがそう言うの珍しくない？」

「まあ、たしかに。なんかーいつもの意地悪登坂さんじゃない部分が見えて、気が緩んじゃったのかなあ

あ、あとスパイシー」

咲「スパイシー？」

「そう、スパイシーな匂いがして。なんかそれにつられた」

咲「なんだそれ。

登坂さんには聞いたの？色々と」

「朝急いでたしそれどころじゃなかった」

咲「ちゃんと話したほうがいいんじゃないの？」

「んーでもワンナイトみたいな感じに思われてるだけかもしれないし」

咲「それはないでしょ。ちゃっかり呼び捨てに代わってたし」

「話せるかなあ…ああ怖い」