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36 登坂side ページ37
臣「そう。
それで、俺焦っちゃって変なこと言っちゃったし。
ま、だからとにかく俺いない間ちゃんと見とけよ」
隆「はいはい。
でもお前中途半端なこと言って傷つけるのはやめろよ？」
臣「わかってる。
仁香のこと、ちゃんとしようと思ってるから」
.
仁香って言うのは俺の３つ上の姉ちゃんのことで
まあ連れ子同士の再婚だった俺たちは血が繋がっていないんだけど。
再婚した時は俺が中2、仁香が高2だったとき
それなりに仲は良かったけど
お互い年頃だったし、今更兄妹っていうのはちょっと違和感があって。
友達でも家族でもない、不思議な関係だった
おかしくなったのは
俺が大学行き始めて3年が経った頃
仁香から頻繁に出かけようと言われたり、家で露出の多い服を着てたり
自分に好意があることはなんとなくわかってたけど、気づかないふりをしてた
仁香はわりと大手の企業に就職したけど
休む日が増えていた
当時それなりにモテてた俺は彼女とか作らずに結構遊んでたんだけど
好きな子ができて、その子と付き合うことになった
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作者名：和希 | 作成日時：2020年12月6日 1時
