嘘つきと素直とわたし (ページ34)

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岩「気づいてると思うけど

……俺Aちゃんのこと、好きなんだ、本当だよ。

Aちゃんの気持ちがないことも、わかってる

でも、これからきっと俺のこと好きになると思う」

「ふふ笑」

岩「え？！今笑うとこ？」

抱きしめてた腕を緩めて私の顔を見る

「いや、すごい自信満々だったから？笑」

岩「だって、自信あるもん！

俺のこと、好きになったらいいって思うし
好きになってほしい」

「……うん」

岩「で、でも別に、今すぐってことじゃないし、ゆっくりでいいし。

Aちゃんが嫌がることは絶対しないから！」

「じゃあ、これは？」

抱きしめてた腕を見る

岩「こ、これは、その…意思表明のハグ！
それくらいいいでしょ？」

その反応がかわいくて

抱きしめられたぬくもりが心地よくて

岩田さんの胸に顔を埋めた

岩「そ、そういうのはやめて！ずるい！

…キスしていい？」

「だめ」

岩「ですよね！笑」

.

「じゃあ、また、おやすみなさい」

岩「おやすみー！帰ったら連絡するね！」

その日も岩田さんは何度も振り返って手を振ってくれた

胸がいっぱいになった