嘘つきと素直とわたし (ページ18)

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咲「でも岩田さんが彼女いないのは意外だったなー。すっごぉーいモテるでしょ？」

岩「それはまあ、モテないことはないけど！自分からいきたいかなー。
まあ男は狩りたい生き物だから！

ね、登坂さん」

ニコニコしながら登坂さんに話を振る

臣「んーまあ。いいと思ってる相手しか誘わない」

いいと思ってる相手、かぁ

岩「そうそう！って、登坂さんは彼女いないんですか？」

臣「いないけど」

咲「え～それこそ意外だなあ、好きな子とかもいないんですかぁ？」

わたしの方を見ながら咲希が言う

お酒がちょっと入るとこれなんだから

臣「ひみつ」

少し笑ってお酒飲んだ登坂さんはすごくセクシーに見えた

岩「あの、

おれはAちゃんのこと、気になってる！」

わたしの両肩に手を置いて向かい合うようにされる

「いやいや、そんな」

岩「本当だから！だからまずはお友達から始めてください！」

またいつもみたいに

誤魔化してその場をやり過ごそうとしたけど

あまりに素敵な笑顔で見つめられたら

何も言えなくて

ただ

わたしも釣られて笑顔になった