なつふくとほっかいろ 5 ページ42
side.桃
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熱を測っている間、よっぽどしんどいのか俺に凭れてぐったりしてる大毅。
桃「…寒いん?」
大毅の身体はあっついのにガタガタと震えていて、ホンマに心配になる。
桃「これ着とき」
着ていたブレザーを震えてる大毅にかけてやると、力なく笑って礼を言うてくる。
桃「もー…大毅がこんなんやと調子狂ってまうわ」
赤「…ごめん…」
紫「ていうかしげ、今日寒いんになんで夏服…」
桃「大毅のオカンがもう冬服クリーニング出してもうたんやって」
赤「ん、鳴った…」
紫「おー…ちょっと見してな。……は?え、ちょ、望!今すぐしげの荷物持ってきてや!!」
体温計を見たハマちゃんが大慌てで冷えピタやらなんやら用意して、大毅をベッドに寝かせる。
桃「え、そんなに高かったん?」
紫「もうちょいで40℃越える」
桃「普通にやばいやん!」
ハマちゃんに言われた通り、大毅の荷物を保健室に持っていく。
早退するんやな、大毅。
桃「あ、待てよ…」
ふとある事を思い出して、自分の荷物を漁る。
やっぱりあった、
カイロ。
ずいぶん前にスクバに突っ込んどいたのが入ってて良かった。
大毅、寒い寒い言うてたし丁度ええやろ。
桃「だいきー!!カイロあげる!」
紫「やーかーらー!もうちょい静かに入れ言うてるやろ!」
ハマちゃんに注意されたけど気にしない、気にしない。
桃「はい!」
赤「…夏服やのに、カイロて……」
桃「ギャップや、ギャップ」
赤「お前…ホンマに適当やな…」
桃「あーごめん、あっためといたらよかったな」
高熱のせいで虚ろな目をしながらカイロをふりふりする大毅は、不謹慎やけどちょっと面白いと思ってしまった。
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葉瑠(プロフ) - モムさん» リクエストのお話書いてくださりありがとうございます(*´∇`)楽しみに待ちたいと思います!! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - 葉瑠さん» はまちゃん先生が保健室にいたら毎時間、保健室に通っちゃいそうです(笑)リクエストとして、ぜひ書かせていただきます! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» リクエスト、嬉しいコメントと共にありがとうございます( ; ; )ぜひ、移行先で書かせて頂きますね…! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - 保健室のはまちゃん先生物凄く良いですね!!!妄想が膨らみます……。ぜひ保健室のはまちゃん先生のお話も読みたいです、でもモムさんのお話なら何でもいいです(*´-`) (2018年6月10日 22時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんにちは*すみません、リクエストってまだ受け付けておられますか?もし可能でしたら青桃×赤の幸せに甘いお話が読んでみたいのですが…。以前書いておられたものの続きでも別物でもどちらでも構いませんので^^読んで心が温かくなるモムさんのお話が本当に大好きです* (2018年6月10日 13時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2018年3月4日 22時