壊れかけた夢 3 ページ33
side.紫
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赤「おかえりー。ご飯いる?」
紫「いや…今日は、」
赤「ん?あ、もう食べてきたん?」
紫「そうやないんやけど、」
赤「わ…ちょ…っ、」
あたふたしてる大毅の手首を掴んで寝室に連れ込んだ。
赤「…どうしたん?嫌なことでもあった?」
朝もなんか変やったし…と、心配そうな顔をする大毅。
眉をぎゅっと下げてほんま、優しい奴やなぁ。
こうやって俺の変化にすぐ気付いてくれる。
ここまで俺を分かってくれるのは正直、ほんまに大毅くらいしかおらんと思う。
赤「たかひろ…」
ベッドに押し倒せば、不安げな顔で俺を見上げてくる。
紫「…好きや」
もう我慢なんて出来ない。
もう我慢なんてしたくない。
紫「…大好きや」
大毅の顎を持ち上げてキスを落とす。
赤「…やっと言うてくれた」
泣きそうな、それでいて嬉しそうな表情と潤んだ目で、大毅が笑いかけてくる。
赤「全然、そういうん言うてくれんかったからっ…ほんまは別れたいとか、思ってるんちゃうかなって…」
大毅は気付いていない。
俺が殺してしまいそうなほど、大毅を愛してしまっているということに。
紫「…そんな訳ないやろ。俺はこの先もずっと大毅だけやから」
赤「そんなん…俺もやで」
いや、かえって気付かない方がいいのかもしれない。
俺は気付いてしまった、自分の大毅への愛情が自分の想像以上のものだったことに。
赤「…だいすき、崇裕」
夢は見るもの、抱くもの。
紫「…愛してんで、大毅」
決して壊すものやないってことくらい、誰にだって分かる。
(END)
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葉瑠(プロフ) - モムさん» リクエストのお話書いてくださりありがとうございます(*´∇`)楽しみに待ちたいと思います!! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - 葉瑠さん» はまちゃん先生が保健室にいたら毎時間、保健室に通っちゃいそうです(笑)リクエストとして、ぜひ書かせていただきます! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» リクエスト、嬉しいコメントと共にありがとうございます( ; ; )ぜひ、移行先で書かせて頂きますね…! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - 保健室のはまちゃん先生物凄く良いですね!!!妄想が膨らみます……。ぜひ保健室のはまちゃん先生のお話も読みたいです、でもモムさんのお話なら何でもいいです(*´-`) (2018年6月10日 22時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんにちは*すみません、リクエストってまだ受け付けておられますか?もし可能でしたら青桃×赤の幸せに甘いお話が読んでみたいのですが…。以前書いておられたものの続きでも別物でもどちらでも構いませんので^^読んで心が温かくなるモムさんのお話が本当に大好きです* (2018年6月10日 13時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2018年3月4日 22時