暗闇のその先へ 8 ページ18
side.赤
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赤「…うっ……」
冷たいコンクリートの上に横たわっているせいで、どんどん体温が奪われていく。
ここに連れてこられた当初は手錠をかけられて椅子に座らされてたけど、今は椅子に座ってられるほどの体力なんて残ってへん。
やから手錠をかけられる必要もない。
服さえも取られた状態で、なんとか意識を保っていられるのは波打つように襲ってくるお腹の痛みがあるから。
「重岡くんただいま」
もうすっかり聞き慣れてしまった声が響く。
「今日は疲れちゃったから、いっぱい癒してほしいな」
動かれへんから顔は見えないけど、ガチャガチャとベルトを外す音が聞こえる。
俺、もうそろそろほんまに限界や。
赤「う…っ!…はぁっ…」
ドンッ!とお腹に衝撃が走る。
馬乗りされている、と気付いたのは少し経ってからやった。
がっつくように唇が奪われて、荒々しい鼻息が顔にかかる。
あぁ、また汚される。
そう思ったとき、
「大毅っ!!!!!!!」
誰かの声が耳に飛び込んできた。
俺のことを「大毅」と呼ぶのは家族の他に後もう2人しかいない。
もしこれが幻聴やなかったとしたら、俺は助かったんやろうか。
急に意識が飛びそうになる。
もう訳が分からない。
たぶん、誰かに抱きしめられたまま意識を手放した俺が次に目を覚ましたのは病院やった。
(next)
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葉瑠(プロフ) - モムさん» リクエストのお話書いてくださりありがとうございます(*´∇`)楽しみに待ちたいと思います!! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - 葉瑠さん» はまちゃん先生が保健室にいたら毎時間、保健室に通っちゃいそうです(笑)リクエストとして、ぜひ書かせていただきます! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» リクエスト、嬉しいコメントと共にありがとうございます( ; ; )ぜひ、移行先で書かせて頂きますね…! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - 保健室のはまちゃん先生物凄く良いですね!!!妄想が膨らみます……。ぜひ保健室のはまちゃん先生のお話も読みたいです、でもモムさんのお話なら何でもいいです(*´-`) (2018年6月10日 22時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんにちは*すみません、リクエストってまだ受け付けておられますか?もし可能でしたら青桃×赤の幸せに甘いお話が読んでみたいのですが…。以前書いておられたものの続きでも別物でもどちらでも構いませんので^^読んで心が温かくなるモムさんのお話が本当に大好きです* (2018年6月10日 13時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2018年3月4日 22時