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暗闇のその先へ 4 ページ14

side.桃
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何度かけても繋がらへん電話。



何度メッセージを送っても付かへん既読。





結局、大毅は夜になっても行方不明のままで事務所はついに警察に連絡を入れたらしい。







今日の仕事は延期。




というより、大毅が戻ってきてくれへんと仕事にならへん。





みんな心配と不安でピリピリしてて、その雰囲気のまま今日は解散になった。






俺は1人じゃどうにかなってまいそうで、流星の家に泊まらせてもらうことにした。








桃「…1人になりたかった?ごめんな、俺どうしても…」


青「全然やで。…俺も望がおってくれた方が気が楽やし」


桃「…ありがと」





流星があったかいミルクティーを淹れてくれる。




やけど、身体はあったまるけど心は冷えきったまんま。







大毅は無事なんやろうか。




なんで彼氏が2人もおるのに守れへんかったんやろうか。






青「…情けないな、ホンマ」




唇を噛みしめながら流星が悔しそうに呟く。






俺よりもいくらか落ち着いてみえる流星やけど、考えてることは俺と同じみたい。





俺がパニックにならへんように、無理してそう振る舞ってくれてるんかなぁ…






流星がいてくれてよかった。




もし大毅の彼氏が俺だけやったら、パニックどころの話やなかったと思う。








桃「だいきっ…早よ戻ってきて…っ」





情けないとは思うけれど、どうしても涙止まらへんくて、ずっと流星に背中さすってもらってた。








あったかかったはずのミルクティーは既に冷えきってしまっていた。



(next)

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葉瑠(プロフ) - モムさん» リクエストのお話書いてくださりありがとうございます(*´∇`)楽しみに待ちたいと思います!! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - 葉瑠さん» はまちゃん先生が保健室にいたら毎時間、保健室に通っちゃいそうです(笑)リクエストとして、ぜひ書かせていただきます! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» リクエスト、嬉しいコメントと共にありがとうございます( ; ; )ぜひ、移行先で書かせて頂きますね…! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - 保健室のはまちゃん先生物凄く良いですね!!!妄想が膨らみます……。ぜひ保健室のはまちゃん先生のお話も読みたいです、でもモムさんのお話なら何でもいいです(*´-`) (2018年6月10日 22時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんにちは*すみません、リクエストってまだ受け付けておられますか?もし可能でしたら青桃×赤の幸せに甘いお話が読んでみたいのですが…。以前書いておられたものの続きでも別物でもどちらでも構いませんので^^読んで心が温かくなるモムさんのお話が本当に大好きです* (2018年6月10日 13時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モム | 作成日時:2018年3月4日 22時

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