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暗闇のその先へ 3 ページ13

side.青
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桃「…なんで昨日大毅から返事来なかったんやろ」




望が大毅とのトーク画面を開きながら、はぁっとため息をつく。






青「昨日も帰り遅かったからすぐ寝てもうたんちゃう?」


桃「やとしても、もう流石に起きてるやろ。夜から1回も携帯見ないなんてことあると思う?」


青「あー…確かにな。うーん…でも大毅のことやしなぁ…」





大毅はこまめに携帯をチェックするほうやないから連絡がこうへんのも珍しいことやないっていえば珍しいことやない。





ただ、あまりにも望が心配そうにしてるからこっちにまで心配が移る。







今日は全員での仕事。





大毅以外の6人はもう全員現場に到着してる。






楽屋にいないのは大毅と、さっき上の人に呼び出された淳太だけやったけど





その淳太も「…ちょっと聞いてくれるか」と、重々しい雰囲気を纏って戻ってきた。







淳太のただならぬその雰囲気に楽屋全体にも緊張が走る。









黄「…しげと昨日の夜から連絡が取れへんらしい。さっきマネージャーがしげの家に行ったけど誰もおらんかったって」


橙「え、それって…」


黄「行方不明ってことやし、もしかしたら誘拐された可能性もあるんちゃうかって…」


緑「警察には連絡入ってるん?」


黄「まだホンマに誘拐かどうか分からへんからまだ入ってないんちゃうか?」






淳太が話し始めてから、どうも俺の隣に座ってる望の様子がおかしい。






青「…望?大丈夫か?」


桃「はぁ…っ!どうしよっ…大毅が…っ」


黄「望、まだ誘拐って決まったわけちゃうからな」


桃「俺が昨日、誘拐なんて軽々しく言わんかったら…っ」








楽屋の空気は酷く重たくなっていた。



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葉瑠(プロフ) - モムさん» リクエストのお話書いてくださりありがとうございます(*´∇`)楽しみに待ちたいと思います!! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - 葉瑠さん» はまちゃん先生が保健室にいたら毎時間、保健室に通っちゃいそうです(笑)リクエストとして、ぜひ書かせていただきます! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
モム(プロフ) - けーた。さん» リクエスト、嬉しいコメントと共にありがとうございます( ; ; )ぜひ、移行先で書かせて頂きますね…! (2018年6月15日 9時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - 保健室のはまちゃん先生物凄く良いですね!!!妄想が膨らみます……。ぜひ保健室のはまちゃん先生のお話も読みたいです、でもモムさんのお話なら何でもいいです(*´-`) (2018年6月10日 22時) (レス) id: 68bbeda037 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - こんにちは*すみません、リクエストってまだ受け付けておられますか?もし可能でしたら青桃×赤の幸せに甘いお話が読んでみたいのですが…。以前書いておられたものの続きでも別物でもどちらでも構いませんので^^読んで心が温かくなるモムさんのお話が本当に大好きです* (2018年6月10日 13時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モム | 作成日時:2018年3月4日 22時

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