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side.濱田
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「どうしたん？！忘れもんか？！」
慌ててしげに駆け寄る。
「はまちゃん…」
「なに忘れたん？！」
「あの、ちゃうくて…」
「どうしたん？！」
「あの…」
なんや知らんけど、もじもじしてるしげ。
「とりあえず中、入るか？」
ゆっくりと頷いたしげを家の中に入れる。
「え、どうしたん？！ホンマ！！！」
「なにが…」
「淳太は？！」
「…別れてきた」
「え？！」
「ってか…元々帰ってくる予定やったし、はまちゃんにバイバイなんて言うてへん…」
「しげっ！！」
しげが言い終わる前に思いっきりしげを抱きしめる。
ふごふご言うてるしげには構わずにギューッて力を込める。
「おかえり、しげ…」
もう絶対に離したくない
誰にも渡したくない
ちゃんとしげは淳太のところから帰ってきてくれたんやもん。
もう、しげは俺のもんや
ふっと腕の力を緩めてしげを見つめる。
「しげ？」
「今、腹痛いんじゃ！！」
いきなり怒鳴られてしまった。ムードもなにもない。
てか、しげも怒鳴るんや…初めて知った。
「息出来ひんし…アホちゃうか？！」
相当怒ってるみたいです。
「しげ？」
「なんや」
「…キャラ変わった？」
「変わってへんわ」
…絶対変わったやろ……！
「あ、はまちゃん…」
「はい…」
「…ごめんなさい」
「…なにがですか？」
「あの、これ…」
「あ、」
しげが差し出してきたのは俺の財布。しかも2つ。
「…ごめんなさい」
「んーん、ええよ。分かっとったし」
ちゃんと言うてくれてありがとうな、と言うてあげれば、またしゅんとした顔をする。
「そんな顔せんといて」
「やって…」
「ここに帰ってきてくれたから許したる」
そう言うと、しげはニコッと笑って「ただいま」って言うた。
「ん、おかえり」
俺も笑い返せば
今までにないくらい、キラッキラの笑顔を浮かべたしげがそこにいた。
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言って頂けて嬉しいです（ ; ; ） (2017年8月7日 13時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…！いつも更新楽しみに読ませていただいておりました！色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです！← 本当にお疲れ様でした！！ (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2017年5月7日 21時
