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side.重岡
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腰の痛みで目が覚めた。
隣には淳太くん。
「目ぇ覚めたか？」
「…うん」
「おはよう、大毅」
「腰…痛い…」
「昨日無理させすぎたかもしれへんなぁ」
ごめんな？とわざわざ耳元で囁かれる。
朝っぱらから心臓に悪い。
昨日はいつもなら我慢しちゃう声も我慢しなかったし、いつもより大胆になれた気がする。
あんなに優しく抱かれたのは初めてや。
中で出して…と頼んだのは今まで身体を売ってきた証を淳太くんに消してもらうため。
やけど、何を思ったのか後処理もせぇへんかったから確実にお腹下すと思う。
「ご飯いるか？」
「いい…」
「そか」
「それよりも一緒、いたい…」
「あー！！なんやねんもう！そない可愛ええこと言うなって」
「やって…」
もう会えへん、と言うと淳太くんは寂しそうな顔をする。
「そない寂しいこと言わんといてや…」
「…ごめん」
「最後の朝や思うと辛いわ」
「…そやね」
2人で何を話すわけでもなく密着しながらベッドの上でダラダラする。
どんくらい経ったんやろうか
じゃあそろそろ…と言いかけたところで
「ひ…っ」
ギュルギュルとお腹が音を立てる。
なんでよりによって今なんよ…と言いたくなるのを堪えつつ、淳太くんにトイレを借りる。
少し落ち着いたところでリビングに戻ると、淳太くんが白湯を作って待ってくれてた。
「げっそりしすぎや」
「俺、そろそろ帰る…」
「そか。気ぃつけてな」
あえて普通に送り出してくれる淳太くん。
こんな腹痛に襲われながら淳太くんの家を出るなんて思わなかったし、
もっとドラマみたく別れたかったけど
「…バイバイ、淳太くん」
そのおかげで最後まで楽しかった。
淳太くんと一緒におれて、ほんまに幸せやった。
淳太くんに背を向けて歩き出した俺の耳に
「幸せになるんやで、大毅」
昔から変わらない大好きな淳太くんの声が響いた。
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言って頂けて嬉しいです（ ; ; ） (2017年8月7日 13時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…！いつも更新楽しみに読ませていただいておりました！色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです！← 本当にお疲れ様でした！！ (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2017年5月7日 21時
