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side.重岡
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「まぁ適当に座ってや」
何も変わってない淳太くんの家。
引っ越したりしてるかもって思ってたんやけど変わってへんかった。
「引っ越そうか迷ったんやけどな、なんか大毅との思い出が無くなってまうような気がしてな…」
ほらまた
淳太くんは俺が思ってることを何もかも言い当てる。
おまけにキュンとするようなことまでサラッと言うから。
またどんどん惹かれていく。
「なんか飲むか？」
「淳太くんと同じの…」
「酒、言うてもか？」
そう言って笑う淳太くんを見て胸が苦しくなる。
だって同じこと、はまちゃんにも言われた。
「まぁええか。少しくらい酔っても」
氷をコップに入れて持ってきた淳太くんがサイドテーブルに置く。
「あんま変わらへんな、大毅」
まじまじと俺を見つめた淳太くんが口を開く。
「あの頃より少し痩せたか」
「…淳太くんも、なんも変わってへん」
「せやな。確かに変わってへんと思うわ」
「なんか安心した」
「俺は全く安心出来てへん」
「え…」
「なんで身体売ったんや」
少し怒ってるようなその口調。
「…」
なんて言うたら正解なんやろか。
「…淳太くんのことが、」
正解なんて分からないけれど
「大好きやったから…っ、ほんまに大好きやったから、忘れたかった…っ！」
ずっと言えなかった想いを感情に任せてぶつけた。
泣かへんって決めてたのに
やっぱり淳太くんの前だと弱くなる。
「ごめんな、俺がアホやったな。俺が全部悪かった」
淳太くんに抱きしめられて、ふわっと淳太くんの香りに包まれる。
「なぁ…やり直してくれへんか？」
不意に淳太くんが呟く。
「大毅と暮らさんようになってからな、なんか楽しないねん、何もかも。俺は大毅がおらんと駄目みたいや。お前のことが大好きやねん」
だから、と淳太くんは続ける。
「やっぱりやり直してくれへんか？」
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言って頂けて嬉しいです（ ; ; ） (2017年8月7日 13時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…！いつも更新楽しみに読ませていただいておりました！色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです！← 本当にお疲れ様でした！！ (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2017年5月7日 21時
