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side.濱田
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俺の腕の中にいるしげはいつもより随分と小さく見える。



もし、俺としげが恋人同士やったらしげにそんな悲しい思いはさせへんのに




心の中ではそんなこといくらでも言えるけれど、実際しげにそれを言えるかって聞かれたら答えはノーやと思う。






「ごめんな、はまちゃん…っ」



不意にしげが言う。




「なんでしげが謝るんよ」


「こんな俺のために…っ、優しくしてくれて…っ」




ひっくひっく、と泣きながら言うしげ。






「はまちゃんは、優しすぎるんよ…っ!」


「誰にでも優しいわけちゃうで」



両手でしげの頰を包み込んで言うてみる。




「へ…っ」


「しげにやから優しいんやで」


「…うん」


「好きやから優しくしてまうの」


「…」




俯いてしまったしげの頭を撫でてから






「しげ、好きです」




そっと唇を重ねた。



しげも抵抗してこうへんかったから、角度を変えて何回も何回も繰り返した。




だんだん深くなってって、息継ぎのために一旦離れると火照ったしげの顔が目の前にあって




堪らんくなってそのまんましげを押し倒して服に手をかけたんやけど、




「ま、まって…っ!」


と、叫んだしげが俺の腕を掴んだ。




拍子抜けする俺。





「こんな汚い身体で…っ、はまちゃんに抱かれたくない…っ!」



自分で自分をギュッと抱きしめて言うしげ。






そんなん言われたら俺もなんて言うたらええのか分からんくて、ただただしげを見つめることしか出来ひんかった。

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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます( ; ; )そう言って頂けて嬉しいです( ; ; ) (2017年8月7日 13時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…!いつも更新楽しみに読ませていただいておりました!色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです!← 本当にお疲れ様でした!! (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モム | 作成日時:2017年5月7日 21時

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