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side.濱田
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そう言ってしまってから、ふと我に帰る。
「しげ…ごめん…」
「…はまちゃん、今日お酒飲も。お酒飲みたい」
俯いてそう言うしげに「やめとき」なんて言えるはずもなく、サイドテーブルを出して比較的軽めの酒を用意する。
しばらくは無言で飲んでたしげやけど
「俺がぁー…」
と、だんだん口数が増えていった。
「俺が、1人ぼっちやった時にいつもそばにおってくれたのはあの人やったんよ…やから俺、ほんまに幸せやってんけどなぁ…俺がぁ、もーいらん言われてまた1人ぼっちになってもうた時にそばにおってくれたのは、はまちゃんやってんで…どっちが好きなんて……」
「ごめん。しげもうええよ」
しげの目が潤んでいるのは少し酔ってるからなのか、はたまたこんな話をさせてるからなのか。
分かってあげることは出来ひんけど。
さっきの俺はとんでもなくアホやったんやな、と思う。
「おれも、ごめんな…はまちゃん…いっつも曖昧で…」
「ううん、しげは悪ないよ。こんなこと言わせた俺が悪いねんから」
「おあいこ、やな」
顔を軽く火照らせたしげが笑う。
「あー…お酒に頼らんとなんも言えへん自分、嫌やわぁ」
「まぁそれがお酒のええとこでもあるやんか」
「うん。でも後遺症が」
「え？なんやそれ」
「きもちわるい」
「…え？」
「吐く」
「…今？」
「今」
「トイレ行ってこい！！！」
はーい、と笑いながらバタバタとトイレに駆け込んでくしげを目で見送りながら、さっきのしげの言葉を思い出す。
" また1人ぼっちになってもうた時にそばにおってくれたのは、はまちゃん "
こうやって少しでもしげの中に俺の存在があることが
ほんまにほんまに嬉しかった。
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言って頂けて嬉しいです（ ; ; ） (2017年8月7日 13時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…！いつも更新楽しみに読ませていただいておりました！色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです！← 本当にお疲れ様でした！！ (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2017年5月7日 21時
