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side.濱田
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「なぁ。はまちゃん」
控えめにご飯を口に運びながらしげが言う。
「なんや?」
「昨日のあれ…聞いてくれる…?」
箸を置いて、おずおずと聞いてくるしげ。自ずと俺も真剣な表情になる。
「もちろんや。何でも聞くで」
「ほんまに嫌いにならない…?」
と泣きそうな顔で聞いてくるしげに
「もし俺がしげの話を聞いてしげのことを嫌いになった、言うたらキッチンに置いてある包丁で刺してくれて構わへんで」
と言うてあげたら、ふにゃりと微笑んでくれた。
「俺、実はな………」
それを聞き終わった時、しげは泣いてて俺はそのしげを強く強く抱きしめていた。
「辛かったな…っ、しげ…」
「今でも、辛いよ…っ!」
あぁなんで
なんでもっと早く出会わなかったんやろう。
なんでもっと早く聞いてあげられへんかったんやろう。
なんでしげはこんなにも辛く苦しい想いを1人で抱え込まなあかんかったんやろう。
「ごめんな、しげ…」
「なんで、はまちゃんが謝るんよ…っ」
ひっくひっくと震える背中をさすりながら、ひたすら「ごめん」と声をかける。
気付けんくて、何もしてやれんで「ごめん」という意味を込めて。
「ごめんな、しげ」
ずっとずっと言い続けた。
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます( ; ; )そう言って頂けて嬉しいです( ; ; ) (2017年8月7日 13時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…!いつも更新楽しみに読ませていただいておりました!色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです!← 本当にお疲れ様でした!! (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2017年5月7日 21時