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side.濱田
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俺が動けたのは、すーすーとしげの寝息が鮮明に聞こえてきてから。
またベッドまで運んであげてサラサラの前髪に指を通してみる。ホンマに柔らかい髪やな。
無防備なその寝顔は今、俺だけしか見ることが出来ないんやと思うと何故か無性に嬉しくなる。
しばらくしげの寝顔を見つめてたら俺まで眠くなってきてもうて、朝早い時間に目覚ましをセットしてソファーに行くことにした。
しげより先に起きひんと、しげに余計な気を使わせてまうから。しげには遠慮されるより頼ってほしいねん。
そんなんして、結局寝落ちするまで俺はしげのことばっかり考えてた。
「…っ！！！」
やらかした。
めちゃめちゃ大きな音で目覚ましセットしてもうてた。絶対しげのとこまで聞こえてると思う。
あーあ、やってもうた。
そーっと部屋まで行くと幸いにもしげは目を覚ましてへんかった。
そのスキにちゃっちゃと簡単な朝ごはんを作って、しげがいつ起きてきてもいいように支度を済ませる。
それが終わってもまだ起きてこーへんから俺もソファーに座って一息つく。
…アカン。寝てしまいそうやわ。
慌てて身体を起こして、ラジオ体操みたいなんをする。
ストレッチしてー、体操してー、なんてことを繰り返しやってたら
「…朝から元気やね」
と、やや気怠そうに起きてきたしげに言われてしまった。
「あっ…お、おはよう…」
なんとなく恥ずかしくなって
「あ、ごはん出来てるで！！」
と必死に誤魔化した。
「…作ってくれたんや。わざわざええのに…」
と言いつつも、でも嬉しい、とニコッと笑ってくるしげに俺は
「あ…っ、全然やで！！！大したもんちゃうし！！」
あきらか不自然な態度やったと思う。
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言って頂けて嬉しいです（ ; ; ） (2017年8月7日 13時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…！いつも更新楽しみに読ませていただいておりました！色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです！← 本当にお疲れ様でした！！ (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2017年5月7日 21時
