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side.濱田
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殴られると思うやん。
どう考えてもこの状況やったら殴られると思うやんか。
「はまちゃん…?!なんで…っ」
「大丈夫か?!」
「帰ってええよ。大丈夫やから…」
殴られるどころか、しげを取り囲んでた男たちにはなんとも言えへん顔で見られるし、しげには帰ってええとか言われるし。
挙げ句の果てにはニヤついた男に「なんなら見てけば?」なんて言われる。
なにがなんだか分からへんくて固まる俺の目の前でしげの下半身に手を伸ばし始める男。
もう居ても立っても居られんくなってもうて、しげの手を掴んで家まで全力で走った。
「はぁっ…はぁっ…」
なんとか無事に家まで辿り着いて呼吸を整える。
「しげ、大丈夫か…っ?!」
「なんで余計なことするん」
「え…」
予想もしなかったしげの低い声に慌てて顔を上げると
「迷惑やねんけど」
見たこともないような表情をしたしげが俺を睨んでいた。
「迷惑って…」
「あぁもう…なんか、ごめん…」
かと思えば困ったような表情を浮かべる。
「やっぱ、はまちゃんには嘘つけへんよ…」
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます( ; ; )そう言って頂けて嬉しいです( ; ; ) (2017年8月7日 13時) (レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…!いつも更新楽しみに読ませていただいておりました!色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです!← 本当にお疲れ様でした!! (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モム | 作成日時:2017年5月7日 21時