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side.濱田
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気怠そうに顔を上げたその子は
「…大丈夫や、ないです…」
「え？！ちょ…っ！」
ふらり、と俺の方に倒れ込んできた。
「照史！救急車呼んで！！」
「え？わかった！」
様子を見にきた照史に言うと
「救急車…呼ばんでええです……」
なぜか俺の腕を掴んでそう言う男の子。
「えっ…でも……」
「…ハマちゃん。その子がホンマに未成年やったら色々マズいんちゃう？」
「どゆことや？」
「あーもー！！だから、未成年やのにお酒飲んだって知られたらマズいやろ？って」
「あー…そういうことな」
「もーハマちゃん…」
呆れたように笑った照史は
「そういうことでええんですよね？」
と、男の子に向かって話しかけた。
「…そういうことにしといてください……」
「ほな、俺らは行きますけどお大事に」
そう言い残して、立ち去ろうとする照史を
「ちょ、ちょっと待って！！」
なぜか必死で呼び止めた。
「どうしたん？」
「俺、この子…連れて帰るわ。心配やし」
「…え？マジで言うてるん？」
「マジで言うてる。やから今日もう一軒行かれへん、ごめん」
ここまで具合悪そうな人を置いてく、なんてこと俺には出来ひんよ…
もちろん、初めて会った人を家まで連れて帰ることに抵抗が無いわけじゃない。
やけど、
なぜかこの子を1人にしてはいけない
そんな気がした。
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モム(プロフ) - えるさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）そう言って頂けて嬉しいです（ ; ; ） (2017年8月7日 13時) (
レス) id: 6ef98410ae (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます…！いつも更新楽しみに読ませていただいておりました！色々ありましたが最後に重岡くんがはまちゃんの所に戻ってきてよかったです…続編が読みたいくらいです！← 本当にお疲れ様でした！！ (2017年8月7日 3時) (レス) id: 71549f4e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モム
| 作成日時：2017年5月7日 21時
